日本では単に「戦前」と言う場合、通常は、第二次世界大戦の終戦の日とされる1945年(昭和20年)8月15日より前の時代を指すが、文脈によってその指し示す範囲は異なる。また戦中を区別する場合としない場合もある(三省堂国語辞典7版は戦中を含めることを誤用とし、少数派ながら新選国語辞典九版(小学館)は容認している)。たとえば「安倍首相の通算在任日数は、11月[2]に戦前・戦後通じて最長となる」といった場合は、明治大正と戦時中も含まれる[3]。 大日本帝国憲法下の1932年(昭和7年)3月、関東軍の下で満洲国建国宣言。帝国政府は満洲国を認めず協調外交継続を模索するも、五・一五事件の後、同年9月満洲国承認。翌1933年(昭和8年)3月国際連盟脱退。帝国政府が協調外交継続を模索する一方で、国内では対中、対米英開戦論が高まり、開戦を煽るマスコミ報道も過熱していた。 1937年(昭和12年)7月日中開戦(大東亜戦争)。
昭和戦前期の軍事と国際関係