ソマリアでは2007年に無政府状態となった国内の安定の確保を図るため大統領が戒厳を発令することを議会が承認した[63]。
ウクライナ2018年のケルチ海峡事件に伴い戒厳令が発令されたウクライナの州。北から時計回りにチェルニーヒウ州、スームィ州、ハルキウ州、ルハーンシク州、ドネツィク州、ザポリージャ州、ヘルソン州、オデーサ州、ムィコラーイウ州、ヴィーンヌィツャ州の10州に戒厳令が発令された。
ウクライナでは、ロシアが初めてウクライナ攻撃を公式的に認めたケルチ海峡事件(2018年11月25日に発生)によりロシアによる侵攻に備え、11月28日にロシアとの国境[注釈 2]およびアゾフ海と黒海に面する州において戒厳令を発令した。しかしロシアによる侵攻はないとし、30日後の12月27日に戒厳令は解除された。
2022年2月24日のロシアによる侵攻を受け、ウクライナ全土に戒厳令が敷かれた[64]。ウクライナ国家安全保障・国防会議は、国政政党で親ロシア派のОпозиц?йна платформа ? За життя
(英語版)など11の政党に活動停止処分を下した[65][66]。