成田国際空港
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国際線旅客数・発着便数・就航都市数、総就航都市数、乗り入れ航空会社数、拠点空港としている航空会社数、貿易額において国内最大である。セキュリティは国際空港評価でBest Airport賞を受賞している[8]

2015年4月8日格安航空会社(LCC)専用空港ターミナルビルとして第3ターミナルが供用開始された。同ターミナルは既存の第2ターミナルから徒歩15分ほどと距離があり、他のLCC専用ターミナル同様簡素な作りになっている。同ターミナルは同年度のグッドデザイン賞で高い評価を受け、国内空港初の金賞を受賞している[9]。また一部を除き23時で閉館する第1・第2ターミナルと異なり、第3ターミナルは24時間開館している。[10]

空港内にはファッションブランドから化粧品雑貨家電土産物飲食まで300店舗以上が営業しており、第3ターミナルには国内空港で最大のフードコートを整備[11]ラグジュアリーブランド免税店を拡充するなどの積極策を打っており、2018年3月期の売上高は前期比14.8パーセント増の1,246億円と売上高日本一のショッピングセンター(SC)となっている[12]
データ

開港:
1978年5月20日

空港運用状況(2019年)[13][14]

航空機発着回数:264,115回(1日平均724便)

航空旅客数:44,344,739人(1日平均12万1,492人が利用)

国際線:36,701,960人(日本第1位)

日本人客:14,737,394人

外国人客:18,224,660人

通過客:3,739,906人[注釈 2]


国内線:7,642,779人


航空貨物取扱量:2,039,905トン(日本第1位)


着陸回数25,00050,00075,000100,000125,000150,00020032004200520062007200820092010201120122013201420152016201720182019

  国内線

  国際線

旅客数10,000,00020,000,00030,000,00040,000,00050,000,000200320042005200620072008200920102011201220132014201520162017201820192020

  国内線

  国際線

貨物量 (トン数)500,0001,000,0001,500,0002,000,0002,500,0003,000,0002003200420052006200720082009201020112012201320142015201620172018

  国内線

  国際線

空港機能

日本を代表する空の玄関口(ハブ空港)のひとつであるが、歴史的経緯(別項成田空港問題を参照)により現在も、建設計画自体が完了しているとはいえない。開港後の拡張工事も進まず、騒音問題から0時 - 6時 (JST) の離着陸禁止や[15][16][17]羽田空港の拡張、再国際化や24時間運用が進められた。これに対し、成田空港も京成成田空港線の開業によるアクセス向上や、発着枠の拡大、24時までの離着陸容認で国際競争力を高めようとしている[17]左から、新管制塔・旧管制塔・ランプセントラルタワー(2020年)

1992年に供用を開始した第2ターミナルによって管制塔からの航空機視認性が悪化するため、1990年2月から新たな管制塔の建設が進められ、1993年2月2日に旧管制塔から航空管制業務を引き継いだ[18]。新管制塔の高さは全高は87.3メートルで、当時としては日本一の高さであり、2020年現在でも羽田空港・那覇空港の管制塔に次ぐ第3位の高さである。新管制塔は高層化にともなう風圧を軽減するために塔の中央部分を中抜けにしたほか、制振装置室を設けて揺れを軽減するなどの対策が施されている[19]

新管制塔の供用開始後、旧管制塔は「ランプタワー」として新東京国際空港公団に引き継がれ、最上階の旧航空管制室は地上管制業務の一部(ランプコントロール)を行う施設として使用されていたが、2020年9月10日に新たに設けられた「ランプセントラルタワー」の供用開始により役目を終え、老朽化した旧管制塔は撤去される[20][21]

2013年3月7日にB滑走路用西側誘導路(後述)の供用開始により、2本の滑走路の最大発着数(時間値)が1時間あたり58回から64回に増え、年間発着枠も25万回から27万回に拡大された[22][23][24]。また、広域マルチラテレーション(WAM)の導入によって、最大時間値は2015年の夏ダイヤの運航からさらに68回に拡大されている[25][26]

2015年3月の第3旅客ターミナル完成をもって、年間発着枠30万回化のための施設整備が完了した[27]。また地元と空港側が、2019年10月末から、A滑走路について24時までの発着を行うことに合意した[28]。2019年2月4日、空港周辺9市町と成田国際空港会社、国、千葉県が「四者協議会」を開催し、同年10月27日から先行するA滑走路で発着を23時から1時間延長することで正式決定した。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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