成田剣
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失敗談として声優としての活動を始めた当初は、「誰よりも早く現場に入って、いちばん見やすい席にいよう!」と思い、スタジオのど真ん中の主役の席の椅子に座っていた[6]。アテレコの途中で、ある先輩が「なんだか今日は狭いなあ」と述べており、休息時間に呼んでくれたディレクターが慌てて教えてくれた[6]。ある時、演技がうまく行かず、納得がいかないまま終わってしまい、帰りの道で悩んで引きずって「このままでは次の仕事はもう来ない…」と気付けば都心のスタジオから東京都豊島区池袋まで歩いていた[6]。いても立ってもいられなくなり、深夜にもかかわらず目に入った池袋駅の公衆電話から、そのディレクターの家に電話していた[6]。のちにそのディレクターは奥方に「あんなに一生懸命やるヤツは見たことがない。俺が一生面倒見る」と語っていたと言い、涙が出たという[6]。それまでの最初の失敗から、苦手意識があった声の仕事を「もっともっと頑張ろう」と思った[6]

それから2?3年が過ぎ、一つ目の転機が訪れる。映画『ポール・ニューマンの ハリー&サン』の息子役を演じ、これがすごく楽しくて初めて欲が出てしまったという[6]。その後、たてかべ和也から名刺を貰い、「事務所に来ないか」と言ってくれたという[8]。即答はしなかったが、後に事務所に所属してしばらくしてからそのことをたてかべに話すと、「そんなことがあったのかな」と言われたという[8]

その後はぷろだくしょんバオバブアクセントに所属し[7]、2008年4月よりフリーで活動を行っている。

2008年平成20年)で芸歴20周年を迎えることを記念し、20th記念特別BDトークライブが5月17日に大阪で、6月1日に東京でそれぞれ開催された。

2011年10月1日の『機動戦士ガンダムUC』episode4最速上映会にて、同作から2006年に死去した鈴置洋孝の後任としてブライト・ノアの声を担当することが発表され(本人もサプライズゲストとして登場)、以後は一部のゲーム作品においてもブライトを演じている。成田はこれ以降複数の作品で鈴置の持ち役を引き継いでいる[注 1]
人物

声種バリトン[9]

趣味は剣道(初段)、野球ジャグラーお手玉)、スキューバダイビング[7]

芸名の由来は、母の知り合いで姓名判断をしている人に頼んだところ、「剣」の名をアドバイスされたという。剣道の指導者からもかわいがられていたこともあり、「これも縁かな」と思ったという[10]

コードギアス 反逆のルルーシュ』のオーディションにおいて、最初はルルーシュ・ランペルージ役に参加するべく、ヴォイスサンプルを送った。ところが、監督は送られてきた成田の声を聞いてすぐに「ジェレミアだ!!」と判断して、ジェレミア役に決まったとのことである。

憧れたり尊敬する先輩はたてかべ和也と堀内賢雄を挙げている[8]
出演

太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
1991年


魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて(男A、若者A)

1992年


ママは小学4年生(若刑事、黒メガネの男)

1993年


無責任艦長タイラー(ハロルド・カトリ、ラ・デューク)

ミラクル★ガールズ(副操縦士)

1995年


黄金勇者ゴルドラン(ドラン[11] / ゴルドラン[12] / スカイゴルドラン / グレートゴルドラン)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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