この第125次IOC総会で2020年夏季オリンピックの誘致活動を行った東京は、マドリードとイスタンブールを破り、2020年東京オリンピック開催が確定した。開催地が東京に決定したのは、彼女の参加が大きな影響を与えたとの分析がある[19]。このスピーチについては、オリンピック誘致に政治的な側面があることから宮内庁は慎重であったが、内閣と東京都が押し切って実現した。なお、ライバルのマドリードは、フェリペ王太子(のちの国王フェリペ6世)など王室メンバーが積極的に関わっていた[20]。
2015年4月よりバードライフ・インターナショナル名誉総裁高円宮妃久子のウェブページが新設された[21]。雑誌『婦人画報』で根付と野鳥の連載もしている[21]。
2017年(平成29年)4月より一般財団法人日本AED財団の名誉総裁に就任した[22]。
2018年1月15日、公益社団法人全日本アーチェリー連盟と日加協会の名誉総裁を退任する[23]。公益社団法人全日本アーチェリー連盟名誉総裁は承子女王、日加協会名誉総裁は絢子女王が引き継がれる。同年1月31日、公益社団法人日本スカッシュ協会と公益社団法人日本海洋少年団連盟の名誉総裁を退任した[24]。公益社団法人日本スカッシュ協会名誉総裁は承子女王、公益社団法人日本海洋少年団連盟名誉総裁は絢子女王が引き継がれる。
2018年(平成30年)3月より公益財団法人日本心臓財団の名誉総裁に就任した[25]。
2018年6月には、サッカーワールドカップ・ロシア大会に出場するサッカー日本代表を激励するためにロシアを訪問[26]。日本の皇族としては1916年(大正5年)の閑院宮載仁親王以来102年ぶりのロシア訪問である。
2019年(令和元年)11月17日、三女の守谷絢子と守谷慧との間に初孫の男児が誕生した。
2020年(令和2年)4月1日、公益社団法人日本ライフル射撃協会の名誉総裁に就任した。[27]
2022年(令和4年)11月27日から、日本サッカー協会の名誉総裁としてサッカーワールドカップ・カタール大会同大会を視察。ワールドカップの現地観戦は今大会で7度目[28]。
2023年(令和5年)7月、FIBAバスケットボールワールドカップ2023日本大会の名誉総裁に就任した[29]。
年譜TEDxTokyo2009の開会式に出席する久子(2009年)
1953年(昭和28年)7月10日、鳥取滋治郎・二三子夫妻の長女として誕生。
1956年(昭和31年)4月、聖心女子学院附属幼稚園に入園。
1959年(昭和34年)、米国・ママロネック・スクールに入学。
1959年(昭和34年)、聖心女子学院初等科に入学。