落雷が木に落ちると発火して山火事が起きる[11]。
対策
予防対策
機器にアース、漏電遮断器を取り付ける。
絶縁物の劣化などによる絶縁抵抗の低下に注意する。また早期に発見する為に定期的に絶縁抵抗測定(法定自主検査)を行う。特に全国各地の電気保安協会による家庭用配電盤の定期検査にて漏電の可能性が指摘された場合には、感電以外にも電気火災の恐れがあるため、必ず専門業者に不具合箇所の特定と必要な修繕を依頼する事。
濡れた手で機器を操作しない。機器は湿った所を避けて設置する。
雨や水に濡れることが想定される場合は、電源ケーブルや本体にひび割れ・変形・その他異常がないかどうかをあらかじめよく調べ、確実なアース接続、もしくは漏電遮断器を設置する。
幼児がコンセントに金属製品を差し込むいたずらを行い、感電することがあるので、金属製品を幼児の手の届く所に置かない。また、コンセントに感電防止用のカバーを取り付ける。
機器の操作や保守点検の場合は、必要に応じ、絶縁靴、絶縁手袋などで絶縁する。同時に作業開始の際には必ず配線用遮断器を切った(機器本体の電源スイッチや屋内配線の給電スイッチのみに頼らず、条件の許す限りその機器に給電している系統全体を停電させた)後に可能であれば配線も外す、コンセントを抜くなど物理的に電気回路を給電系統から切断し、現場責任者の作業状況の確認の後の承認なしに不用意な再接続操作を行わない等の人的ミスの防止にも努める。
内部で高電圧を発生させている電子機器(テレビ、電子レンジ、ストロボなど)を分解しない。やむを得ず分解する際には、電源の接続を切り離して十分に時間をおく、又は接地線で電荷逃がしを行うなど、コンデンサの残留電荷を放電し、電荷の存在が明確でない個所に触れる前には必ず検電器等で電荷の有無を確認してから作業する。
屋内配線や電気器具の設置は電気工事士資格者に依頼する。
切れた電線には触れず、消防や最寄りの電力会社に連絡する。
電線に凧などが絡まったら、自分で取ろうとせず、電力会社に連絡する。
事業者や選任された技術者以外が触れることができない構造にする。
専門的知識や経験が無い限り電気製品の分解や修理を行わない。
電線の近くで作業や工事を行う場合、電力会社または電気主任技術者の許可をとり必要な対策について指示を受ける。特にクレーンやバックホウなどの大型作業機械を電線の周辺で操作する場合、機械の作業半径と架線の位置関係は必ず現場立会や工事承認届などの提出により確認し、目測での安易な判定は絶対に行わない事[1]。
感電事故発生時の対策低電圧時の対応、絶縁対策を施したうえで速やかに安全な場所に移動させる。高電圧の場合は、緊急電源停止スイッチやブレーカー操作後に救助を行う。心肺が停止していれば、心肺蘇生法を行う。
感電している者を救護する際には、救護者が二次被害に巻き込まれないよう、絶縁を確保することが重要である。安全を確保しないまま、手で掴んで動かそうとすると、自分も感電して筋肉が硬直し外せなくなることがある。
電源を切るか、ブレーカーを切ることで、電気の供給を止める。
ゴム手袋を使用したり、ゴムの靴で蹴り動かすなどして、電線を取り除くことで安全を確保する。
安全を確認し、呼吸や意識の有無、脈拍などを確認すると同時に救急車を要請する。
心停止、呼吸停止があった場合は、心肺蘇生法を行う。
そのほかの必要な処置をできる範囲で応急手当を行う。
電源が切れないとき、ゴム製の用品を身につけていないとき、木の棒やビニールひもなど、身近にある電気を通さないものを使って救護する。救急隊員や医師の指示に従いながら、いつ、どこで、どれぐらいの電気に、どれだけの時間、どの部位が感電したのかをわかる範囲で伝える。
なお、感電時はドロップキックや裏拳で弾き飛ばすのが良いという俗説がある。しかしながら、これは自身や周囲の人間も感電する可能性が高いうえ、ドロップキックの衝撃で二次災害(骨折・打撲等)へとつながりやすいので、行うべきではない。また、高圧での感電では、安全靴やスニーカー、通常の長靴の底ゴムではほとんどといっていいほど無力なので、決して行ってはいけない。 特に空気が乾燥している条件では、電源からの電荷の供給が無くても、摩擦電気の蓄電による静電気が人体に対して放電し、電気ショックを感じることがある。感じ方は人によって差があるが、これも非常に弱い感電の一種である。静電気は電気量が少ないため、大容量のライデン瓶、ヴァンデグラフ起電機など特別な場合を除いては人体への危険はほとんど無い。 自動車のボディーへの接触、衣類を脱ぐ時などが、静電気による感電の代表的な例で、放電音や閃光を発することが多い。電気ショックを防ぐには、下記の方法が知られている。
静電気による感電
水分を与える、湿度を高くする。
自動車のボディーなどは、感覚が敏感な指先ではなく、手の甲などから触れる。
導電性靴や帯電防止繊維を用いた衣類を着用して、身体に電荷が蓄積しないように放電する。
椅子から立ち上がる際に、なるべく大きな金属物(スチール製の机など)に触れながら立ち上がる。
予め素肌で地面に触れる(接地)。[12]
感電事例
ウィキソースには、最初の高圧感電死についての雑誌『電氣之友』の記事の原文があります。
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pg/SAI_DET.aspx?joho_no=101156
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pg/sai_det.aspx?joho_no=385 雨の中でアーク溶接作業をしていて感電する
感電の研究、法整備