愛称
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

アメリカではニューヨーク市を「ビッグ・アップル」[注 5]ニューヨーク州を「エンパイアー・ステート」[注 6]オレゴン州カリフォルニア州ワシントン州西海岸三州を「レッドウッド・カーテンの向こう側」[注 7]コネチカット州ニューハンプシャー州バーモント州マサチューセッツ州メイン州ロードアイランド州(旧13植民地のうちのニューヨーク以北6州)を「ニューイングランド」と称するように、都市や州などに愛称をつける場合がある。
その他

自然(
坂東太郎筑紫二郎四国三郎など)

DNS - インターネット上のサーバ(ノード)は数字の羅列であるIPアドレスで区分されるが、覚えやすいように「ドメイン名」という名前からIPアドレスを調べる仕組みがある。

景気の名称 - 内閣府景気基準日付景気循環)の好景気の期間時にメディア等が名付けて世間に公表する名称(通称・俗称とも呼ばれる)。代表の景気の名称は、神武景気岩戸景気いざなぎ景気バブル景気四大景気)である。

文学作品における愛称
日本

夏目漱石坊っちゃん』は、「赤シャツ」、「野だいこ」、「マドンナ」、「山嵐」、「うらなり」など、あだ名が多い。

源氏物語』の作中人物の名前も、本名、実名でなく、「光源氏」、「藤壺」、「紫の上」などいずれもあだ名である(当時の女性の地位は特に低く、実在の人物でも親の官職名で呼ばれる事がほとんど)。“源氏名”(げんじな)の呼称はここから生まれた。

中国

水滸伝呼保義混江竜双鞭青面獸托塔天王などあだ名を持つ登場人物が多い。

愛称の考案・普及者

広告業界においては、愛称を考案・普及させるのは、企業マスメディア、特定の商品や場所の宣伝に関わる者などある場合が多い。また商品やサービス、キャラクターの場合は公募や選考委員会によって決定される場合もある。

E電 のように、考案、宣伝されながらも定着しないままに終わる愛称もある。
ヨーロッパ諸言語

ヨーロッパ諸言語においては多くの場合、特定の名(ファーストネーム)に対応する短縮形が存在する。日本ではこれを「愛称形」と表現する場合もあるが、現地では「通称」として公式文書への署名などに使用できるものであり、本項の主旨である「愛称」(ニックネーム、あだ名)とは意味を異にする。たとえば格闘家ボブ・サップ(本名は「ロバート・マルコム・サップ・ジュニア」)の「ボブ」は「ロバート」の短縮形を用いて「ボブ・サップ」と呼ばれる。また彼の愛称(ニックネーム)は野獣を意味する「ザ・ビースト」[注 8]である。ビル・ゲイツの本名も、ウィリアム・ヘンリー・ゲイツである。詳細は「人名の短縮形」を参照
ニックネームの語源

「ニック」の語源は「…もまた」を意味する初期英語「eke」であり、渾名を「eke‐name」としていたものが、後に訛ったものとされる。
仇名・徒名・嫌なあだ名

基本的には自己決定権によって自分に付けられた呼び名を拒否することが可能である。これは同意の範囲によって定めることができ、好意的な使われ方なら使用を許可でき、否定的や茶化す目的で使用するなら拒否することも可能であり[1]いじめ防止対策推進法名誉毀損肖像権の侵害など法的な対応も行われる[1]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:29 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef