三大工業地帯のひとつである中京工業地帯の中心として工業は全般に活発で、製造品出荷額等(2019年)は47兆8,946億円で45年連続全国1位である(2位は大阪府で約18兆6,058億円)[4]。
2005年に愛・地球博と中部国際空港開港という二大事業があり、東海環状自動車道、伊勢湾岸自動車道、愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)などインフラの整備が急速に進んだ。しかし、その一方で愛知県道511号武豊大府自転車道線(知多半島サイクリングロード)などの自転車道の建設、整備が放棄されており、多くの要望が寄せられている。 メガシティであり、世界有数の都市圏人口を有する中京大都市圏の中枢都市である名古屋市は、中日本最大の商都であり、物販の集積が著しい。全体で見ると名古屋市が際立った存在感であるが、名古屋都市圏の中で人口10万人台の小牧市・刈谷市・半田市・東海市・安城市も昼間人口比率が1を超えており(働きに来る人が多い)、小規模な業務の中心都市として位置づけられている[37]。 近年では、名古屋市を中心とした半径100kmの以内の地域を「グレーター・ナゴヤ」のブランド名で統一して、海外企業を積極的に誘致し、世界有数の産業集積地にすることを目標とした大名古屋経済圏構想もあり、グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ(GNI)と呼ばれる( ⇒関連ページ)。 2007年度の名古屋市の卸売業販売額は約27兆656億円で全国で東京都区部・大阪市に次ぐ。また小売業販売額は約3兆1,917億円で東京都区部・大阪市・横浜市に次いで額が大きい[38]。 2000年代に再開発が進み、名駅エリアを中心に超高層ビルの建設が急速に進んでいる。2020年代になると栄エリアにも高層ビル建設が複数計画されている[39]。 栄、名駅、大須、金山などが市外からも広く集客する繁華街となっており、栄と名駅一帯には広大な地下街が広がっている。東部の今池千種エリア、西部のささしまライブ24、南部の金山エリアや北部の大曽根エリアが、乗り換えのターミナルとなったり、新たなオフィス街が形成されるなど、副都心・新都心として発達している。 また、グルメ激戦区として名を馳せており、特有の文化を持った「名古屋めし」などを筆頭にさまざまな料理が集まる。2019年には、ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版[40] が出版されるなど、世界的にも注目が集まっている。
第三次産業
商業
県内に本社を置く主要企業
第二次産業
トヨタ自動車
デンソー
アイシン
ジェイテクト
トヨタ車体
豊田自動織機
豊田合成
トヨタ紡織
豊通テクノ
大同特殊鋼
大同メタル工業
愛知機械工業
愛知時計電機
パナソニック エコシステムズ
ヤマザキマザック
三菱航空機
ブラザー工業
プロスチール
愛知製鋼
小島プレス工業
日本車輌製造
日本ガイシ
日本特殊陶業
豊島
マキタ
オークマ
DMG森精機
リンナイ
パロマ
ホシザキ
INAX
イノアックコーポレーション
ノリタケカンパニーリミテド
メルコホールディングス(バッファロー)
住友理工
メニコン
ホーユー
メナード化粧品
カゴメ
コーミ
シヤチハタ
ミツカン
敷島製パン
フジパングループ本社
矢作建設工業
東建コーポレーション
徳倉建設
武蔵精密工業
シロキ工業
第三次産業
中部電力
東邦ガス
中部ガス
松坂屋
中日新聞社
東海テレビ放送
中京テレビ放送
中部日本放送
名古屋テレビ放送
テレビ愛知
名古屋銀行
愛知銀行
中京銀行
ユニー
スギ薬局
スギヤマ薬品
ビー・アンド・ディー
豊田通商
豊通マシナリー