タイプフェース(フォントのこと。ただし、1個1個の文字のデザインではなく、ここではアルファベット全文字などのセットについての議論である)は、現在の日本の制度では、意匠権の保護対象になっていない。判例によりフォントは、現在の日本では著作権でも保護されないため(フォント#法的保護)、意匠権による保護を考える者があるようである[要出典]。仮に意匠権によって保護するとしても、膨大な審査の手間が必要であり(特に日本語文字の場合、JIS第1水準だけですら、3000文字近くもある)、どのようにデザイン性を保護するかは大きな問題となる。 従来の日本の制度では、アイコン等、画面に表示される画像は、法上の物品ではないとされ、意匠権によっての保護の対象にはあたらないとされていた。 令和元年法改正により、意匠権の対象に画像が追加された(2条)。画像の意匠は物品に付随することを要せず、機器の操作の用に供されるもの、または機器がその機能を発揮した結果として表示されるものであれば、画像の意匠として意匠権による保護対象となる。
画面に表示される画像
脚注[脚注の使い方]^ ⇒意匠早期審査・早期審理制度の概要
^ 令和元年特許法等改正に伴う意匠関係料金改正のお知らせ(令和2年4月1日施行)
関連項目
実用新案権
ブランディング
インダストリアルデザイン
en:Japanese design law
特許権 - 実用新案権 - 意匠権 - 商標権
知的創造物についての権利等
特許権 - 実用新案権 - 意匠権 - 著作権 - 回路配置利用権 - 育成者権 - 営業秘密
営業上の標識についての権利等
商標権 - 商号 - 商品表示・商品形態 - 地理的表示
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