情婦_(映画)
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検事弁護人との攻防は一進一退、検察側が繰り出す堅固に思える証言も、老獪なウィルフリッドに突き崩され決定打とはならない。そして評決を翌日に控えた日、クリスチーネが検察側の証人として出廷してくる。彼女は夫のアリバイを否定、偽証を依頼されたとする証言をし、レナードの有罪は確定的となる。クリスチーネの証言が嘘である事を確信するウィルフリッドだが、さすがの名弁護士も夫人の真意を計りかね、反駁の方法を見出せない。

事務所に戻って苦慮するウィルフリッドに謎の中年女性から1本の電話がかかってくる。彼女はクリスチーネの秘密を知っているという。ウィルフリッドとメイヒューは待ち合わせ場所に指定された駅の酒場でその女性と面会し、クリスチーネが恋人に宛てた手紙を入手する。その手紙には彼女は夫レナードに殺人の罪を着せ、恋人と結婚しようとする旨のことが書かれていた。この手紙が決め手となり公判は大逆転、レナードは無罪となり、クリスチーネは偽証の罪に問われる事となる。しかし、弁護士として見事勝利を手にしたウィルフリッドは、あまりにでき過ぎた展開に合点がいかない。そのウィルフリッドに、クリスチーネはある告白を始めた。
キャスト

役名俳優日本語吹替
NET
レナード・ヴォールタイロン・パワー山内雅人
クリスチーネマレーネ・ディートリッヒ初井言栄
ウィルフリッド・ロバーツチャールズ・ロートン雨森雅司
ミス・プリムソルエルザ・ランチェスター高橋和枝
ブローガンムーア弁護士ジョン・ウィリアムス 中村正
メイヒューヘンリー・ダニエル真木恭介
カーター執事イアン・ウルフ(英語版)宮内幸平
マイヤーズ検事トリン・サッチャー大木民夫
ジャネット・マッケンジウナ・オコナー(英語版)川路夏子
裁判長フランシス・コンプトン(英語版)八奈見乗児
ハーンフィリップ・タング(英語版)北村弘一
ダイアナルタ・リー(英語版)渡辺典子
オブライエンマージョリー・イートン(英語版)中村紀子子
ジョンソン夫人オトーラー・ネスミス(英語版)川路夏子
マヒューモリー・ローデン京田尚子
不明
その他N/A千葉順二
上田敏也
矢田耕司
明石良
藤本譲
日本語版スタッフ
演出小林守夫
翻訳木原たけし
効果
調整前田仁信
制作東北新社
解説淀川長治
初回放送1972年1月30日
日曜洋画劇場
21:00-22:54
正味95分

スタッフ

監督:
ビリー・ワイルダー

製作:アーサー・ホーンブロウ・Jr

原作:アガサ・クリスティー

脚本:ビリー・ワイルダー、ハリー・カーニッツ

撮影:ラッセル・ハーラン

音響:ラルフ・アーサー・ロバーツ

音楽:マティ・マルネック

マレーネ・ディートリヒの衣裳:イーディス・ヘッド

字幕翻訳:柴田香代子(DVD版)、加納礼子(プレミアムシネマ版)

主な受賞歴
アカデミー賞
ノミネート
アカデミー作品賞:アーサー・ホーンブロウ・Jrアカデミー監督賞:ビリー・ワイルダーアカデミー主演男優賞:チャールズ・ロートンアカデミー助演女優賞:エルザ・ランチェスターアカデミー録音賞:ゴードン・ソーヤーアカデミー編集賞:ダニエル・マンデル
英国アカデミー賞
ノミネート
最優秀外国男優賞:チャールズ・ロートン
ゴールデングローブ賞
受賞
助演女優賞:エルザ・ランチェスター


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