雑誌は読者からの投稿欄を設けているところが多い。商業的な理由から相応な質を担保するために編集部の選別を通ったものが掲載される。このことが読者に一定水準以上の文章を書かなければいけないという規範を植えつけ、知的水準の底上げに役立つと言われる[6]。 雑誌に掲載された記事や作品(小説・漫画など)は書籍化されることもあるが、雑誌の内容全体に比してごく一部である。 このため新品としての販売期間が過ぎたバックナンバーが読書・鑑賞や収集の対象になることもある。古書店の中には特定のジャンルの雑誌バックナンバーを専門または品揃えの一部として扱う店もある[7]ほか、インターネットオークションやフリマアプリなどを介して個人間で売買されることがある。 バックナンバーを閲覧できる場としては、雑誌専門図書館の大宅壮一文庫(東京都世田谷区)。同様な雑誌専門図書館であった「六月社」(東京都新宿区)は2018年6月10日で閉館となった[8][9]。
雑誌の単行本化とバックナンバー
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 特にページ数の少ないものは冊子と呼ばれることが多い。特定の漫画が載っているものはコミック(コミックス)や単行本と呼ばれる。
出典^ ⇒本の基礎知識日本雑誌販売(2018年9月30日閲覧)。
^ 雑誌の「休刊」と「廃刊」、何が違う?
^ 塩澤実信『出版界おもしろ豆事典』北辰堂出版
^ “ ⇒「雑誌ジャンル・カテゴリ区分」最新表”. 日本雑誌広告協会. 2021年11月9日閲覧。
^ ⇒広告料金の例(日経ビジネス) - 最も高額なページはページ単価(見開き)が500万円以上に設定されている。
^ 福間 2017, pp. 27?28, 301?302.
^ 一例として、 ⇒magnif:古本の街 神田神保町に店を構える、“雑誌”をテーマにした古書店です。(2018年9月30日閲覧)。
^ 「大宅文庫」に次ぐ規模--高田馬場の雑誌図書館 閉館へ「六月社」10万冊処分の危機