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これに対し、懐徳学派の武内義雄は否定し、「誠(まこと)」が忠にも孝にも現れたと解釈する[5]。この誠から忠孝が生じるとする考えは新渡戸稲造も指摘しており、自著『修養』(明治44年刊)の「名誉の標準はいずれに求めるべきか」の項において、中国の忠孝が、君や親といった己以外の対象(相手)に標準(基準)を求めるのに対し、キリスト教では己の「愛」の情が、君では忠、親には孝として現れ、日本では誠の心がこれに当たると述べ、東洋独自というより中国のみが忠孝という独自の概念をもち、日本にはこれらの和訓がないとしている。

文化大革命では、他の儒教的徳目が徹底的に排撃されたのに対し、「忠」は毛沢東への忠誠と解釈され、むしろ賛美された。「忠字舞」(忠の字踊り)が当時盛んに行われたことが有名。
脚注^ 島田虔次 『朱子学と陽明学』 岩波新書 28刷1999年 pp.28 - 29.
^ 同『朱子学と陽明学』 p.29.
^ 加地伸行 『儒教とは何か』 中公新書 11版1995年 p.249.
^ 同『儒教とは何か』 p.250.
^ 同『儒教とは何か』 p.249.

関連項目

忠臣蔵 - 忠義を題材とした作品であり、法より忠を重視した武家社会の問題がみられる

忠霊塔 - 明治以降に国のために忠義をもち戦死した者たちの顕彰する

忠魂碑 - 明治維新以降、日清戦争や日露戦争や事変などに出征し戦死した兵士の記念碑

葉隠 - 忠は定義するものではなく、行動の中に現れると主張した佐賀藩の書

日本三忠臣 - 近世期の儒学者が『三忠伝』(国文学研究資料館のサイトで閲覧可)で定義した忠臣

三忠碑

勤王

「忠」で始まる記事の一覧
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