忍者
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1990年代以降もハリウッドでは『ブレイド』(1998年)、『Ninja』(2009年)、『ニンジャ・アサシン』(2009年)といった忍者映画が作られているが、それ以前のハリウッド忍者映画の特徴であった白人男性のみをヒーローとしたアクション映画と異なり、黒人や東洋人をもヒーローとして映画に登場させるなどの変化がみられた[22]。しかし、描かれる忍者像はあくまで日本のそれとは異なる空想上のものであり、「忍者ほど世界史においてよく知られ、にもかかわらずひどく誤解されているものはない」ものとなった。2000年代には海外産の忍者映画を観て育った世代によりアフリカでも忍者映画が作られるようになった[21]。それらは、正義のカンフーに対抗する悪の忍者という香港忍者映画の図式を踏襲し、正義のムスリムvs悪の忍者として描かれている[21]
器具・体術忍秘伝の1頁。を壊す方法について記されている。万川集海の1頁。家屋に侵入するための最適な時間などについて記されている。
忍具

忍者が用いる武器・道具である。

手裏剣 - 手投げの刃物。形は棒状のものから十字型、円形のものまである。重くかさ張る為、通常、携帯していた数は1枚から、多くても3?4枚のみだったという。

くない - 両刃の道具。「苦無」あるいは「苦内」とも表記される。崖などを登るほか、武器として投げて使ったり、穴を掘るときにも使われた。

忍刀 - 携帯性や機能性向上のために工夫された刀。特徴は武士の刀より短く、反りがないまっすぐな刀であること。主に刺してつかった。

- 鎌は日本の農具で一般的に入手が容易である刃物であり、農民として行動する際に携帯していても不自然ではない刃物である。

忍び鎌

鎖鎌




撒菱 - 地面にばら撒いて、それを踏んだ追っ手の足を傷つけ、逃げる武器。植物を使用したものは食用が可能だった。

五色米 - 赤・青・黄・黒・紫の5色に染めた米。食用ではなく、仲間との連絡の暗号に用いた。色つきなので野鳥に食われる恐れがない。

忍の六具 - 6つの携帯用具。

編笠 - 顔をやたらに見られないようにする。

三尺手拭 - 名のとおり、普通の手拭とは異なり長辺は1メートル弱ある。殺菌効果がある植物・蘇芳(すおう)で染色されているため、包帯として使用可能

鉤縄

石筆 - 粘土、 蝋石の筆



付竹(つけだけ) - 発火用具。


錣(しころ)- 楕円形のようなのこぎり

龕燈(がんどう)- 現代の懐中電灯に似た形状の携帯用の明かり。内部に蝋燭が入っているが、灯心が常に上を向くようなからくりが施されており、振ろうが上下反転させようが火は消えない。

耆著(きしゃく)- 焼入れし舟形に薄く伸ばして磁化させた鉄片。水に浮かべて方位磁針にする。縫い針。

坪錐(つぼきり)- 二股の錐。土壁や土蔵に丸い穴を開ける。錠前抜きにも使用される。

戸締器(とじめき)- 角張ったS字の金具。障子や襖の間に挟んで、開けられないように細工、逃走や工作の時間稼ぎに使う。

折りたたみ鑿(おりたたみのみ)- 折りたたむ事が可能で携帯性に優れた鑿。

鑿(さく)- 先端が丸くなった、五寸ほどの細い鉄の棒状の道具。開錠に使用される。

万力鎖 - 鎖の両側に分銅をつけた護身用の武器。

鳥の子 - 焔硝(黒煙火薬、もしくは硝酸カリウム)と発煙剤を鳥の子和紙で何重にも包み、卵型に固めた手投げ弾。衝撃を受けると発火発煙する。

打ち釘 - 木製握りの上部から、逆「し」の字に曲がった鉄製の釘が飛び出したもの。両手に持ち、石垣の隙間に釘を引っ掛けて登る。

忍び熊手 - 最先端に鉤爪が付いた、複数(5本程度)の竹の管に紐を通した、形状通りの折畳み熊手。片側の紐を引いてテンションを掛ける事で、竹が繋がって長くなる。

胴火 - 懐炉。銅製の筒に、和紙や植物の繊維を黒焼きにした物を入れておき、火を点ける事で暖を取る。

水松明 - 通常の松明には用いない火薬を使用する事で、水や雨に濡れても消えないように工夫された松明。雨松明とも呼ばれる。

(かすがい) - コの字形をした鉄釘。壁や石垣を登ったり、戸を外して侵入したり反対に戸を閉めて継ぎ目に打ち込んで逃走したり(時間稼ぎ)、丸太をつなげて筏を作るなどしたため、常に携帯していた。

目潰し - 中に唐辛子、灰、薬品等を入れて吹き口から敵の顔面に吹き付けることができるため常に携帯していた。卵の殻に詰めて顔めがけ投げつける手榴弾式の物もあり、こちらは「卵目潰し」と呼ばれた。

忍び竹 - 壁に床に当てることで敵の話を盗聴したり、就寝中であるかどうかを確かめることに使われた。咳をするときには地面に当てることで音漏れを防いでいた。水に潜るときに、竹の口を水面に出して口にくわえ、息をしながら潜るのにも使った。

仕込みキセル - キセルの中に短刀を仕込んでいる。日常生活で使われるため怪しまれる恐れもなく改造することで武器としても使用できる。仕込み物として他に団扇もあった。

仕込み吹き矢 - 通常は横笛として笛を吹いているが、中の紙を回転させることで穴をふさいで針を装着することにより吹き矢となる。針の先端に毒を塗っていた。

鉄拳

猫手 - 指につけて刀を受けたり、攻撃したりするのに使用。

手甲鉤

角指

握り鉄砲、忍び鉄砲

投げ鉄砲

忍び鉄刀

忍び鉄鞘大刀

距跋渉毛

旋盤





足砕

忍び文字 - 木・火・土・金・水・人・身を偏に、色・青・黄・赤・白・黒・紫を旁に用いて、いろは順に当てはめた造字。通信文書を書く時に使った。暗号なので一般の人には読めない。

水蜘蛛 足につけ、水の上を歩くのに使った道具。かなり使いこなすのが難しく、沈んでしまうことが多かった。

ギャラリー

手裏剣

忍刀

くない



水蜘蛛



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