徳島駅
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階段にはかつて5番のりばがあったことを示す痕跡が残っている。2008年にJR四国は徳島都市圏輸送改善の一環として、再度ホームを増設すると発表した。

2016年8月5日より、県・市との連携により列車接近メロディに阿波踊りの代表的なお囃子である「阿波よしこの」を導入した。メロディは阿波踊りの連より演奏者を集め、30秒前後のものを4種類製作している[12]

駅舎ショッピング施設徳島クレメントプラザ[10]、及びJRホテルクレメント徳島が併設された駅ビル[11]、規模は地上18階・地下2階建てと、駅ビルとしては四国最大である[11]。近隣には駅ビル直結の立体駐車場もある[9]。出口はバスターミナルのある南側のみで、繁華街もそちらに集中している。なお、北側へ行くには迂回して跨線橋を経由することになる。

駅弁は1990年代初めに業者が撤退し消滅したのち、2000年代より株式会社ヨシダにより発売が再開され、「阿波地鶏弁当」「徳島牛弁当」が販売されたが、これも2016年(平成28年)8月限りで撤退したため現在は販売されていない。なお、この販売中止・撤退により、徳島県内で駅弁を販売する駅はなくなっている[13]

当駅周辺では連続立体交差事業が計画されている(後述)。
のりば

1番線から牟岐線方面へ出発する列車がない以外は、どのホームからも各方面に列車が発車するが、概ね以下の通りとなる[14]

徳島駅プラットホームホーム路線備考
1主に■徳島線普通当駅折り返し(牟岐線へは出入り不可)
2主に■高徳線・■徳島線特急高徳線特急は全列車このホーム
3・4主に■牟岐線特急、
■高徳線・■鳴門線・■牟岐線普通 


2019年3月16日ダイヤ改正から、牟岐線阿南方面は9時台から19時台にかけてパターンダイヤを導入し[15]、当駅と阿南駅間の普通列車を毎時2本(当駅毎時00分発・30分発)に統一、一部列車の運転見直しなどが図られた。さらに2021年3月13日ダイヤ改正からは徳島線穴吹方面もパターンダイヤが導入され、当駅と阿波川島駅間の普通列車を毎時2本に統一し、日中の特急「剣山」など一部列車の運転見直しが図られた[16]


改札口

駅構内と車両基地

跨線橋から見た高松方面

昔の1番線と2番線

連続立体交差事業

徳島駅とその周辺の高架化は、日本国有鉄道(国鉄)時代から議論がなされている。とりわけ当該区間に位置する主要地方道徳島鴨島線の花畑踏切では、かつて踏切内で車両入れ替え作業を行っていたために1日の8時間以上が通行できない状態であった[17]。現在は踏切内での作業は行っていないものの、それでも約4時間半は閉まっているため、徳島県内で唯一直近(2012年度末時点)でも緊急対策を要するボトルネック踏切に国土交通省から指定されている[17]

当初の構想では、当駅付近を佐古駅付近と同時に高架化して区間内13箇所の踏切を撤去するとともに、駅舎の再開発も一体的に行う予定だった。しかし、財政上の問題から当駅周辺の高架化施工は先送りされ佐古駅付近だけが先行して高架化されたほか、徳島駅舎についてはJR四国が主体となって再開発が行われた。

その後2006年度に高架化事業が着工準備個所として採択され、2009年3月には当駅に併設されている車両基地を牟岐線沿いの郊外に移設する事を発表、高架化に向けた都市計画の決定を2014年度目標として、高架化事業を担う徳島県と街づくり事業を担う徳島市との間で調整が続けられた[17]。しかし2011年に県が南海トラフ巨大地震に備え市中心部を除いて取り急ぎ新町川から冷田川にかけての区間を優先整備し、徳島駅周辺については市の「まちづくり構想」再検討の後に進める主張をしたのに対し、市では「まちづくり構想」は決定済とし、市の中心となる徳島駅周辺を除いた形での高架先行整備へ懸念を示すなど、両者の意見の違いが事業進展への大きな障壁となっていった[17]。こうした事態を踏まえ、2014年10月から県・市・JRによる3者協議が始まっており、今後は事業者間での調整が続けられる事となる[17]。高架化の事業費は約500億円見込で、負担内訳は国が220億円、県・市がそれぞれ115億円、JRが50億円となっており、完成時期の見込については先行区間を2028年頃、全区間を2030年代半ばとしている[17]
利用状況

2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は6,322人である[18]。JR四国の駅としては高松駅に次ぎ2位である。2018年9月以降JR全社の自動改札機の設置がされていない駅としては最も乗車人員が多いが、同規模の人口を持つ県庁所在地の代表駅である福井駅山形駅に比べるとやや少ない。

近年の1日平均乗車人員は以下の通り。

年度1日平均
乗車人員[19][20]
1995年11,916
1996年11,565
1997年11,127
1998年10,773
1999年9,897
2000年9,588
2001年9,507
2002年8,975
2003年8,784
2004年8,592
2005年8,535
2006年8,523
2007年8,438
2008年8,328
2009年7,868
2010年8,153
2011年8,328
2012年8,219
2013年8,338
2014年8,067
2015年8,158
2016年8,187
2017年8,112
2018年8,129
2019年8,089
2020年5,560
2021年5,667
2022年6,322

1日平均乗車人員(単位:人/日)

駅周辺

駅周辺は県下最大の歓楽街となっており、商業施設が多く、各種大型商業施設などや、オフィスビルが建ち並んでいる。
主な商業施設

徳島駅クレメントプラザ(駅ビル内)

徳島駅前再開発ビルアミコビル - 2020年8月までそごう徳島店が入居していた。

アミコ専門店街


徳島名店街ビル

商店街

ポッポ街商店街

一番町商店街

元町商店街

両国本町商店街

東新町商店街

西新町商店街

観光施設

阿波おどり会館

眉山ロープウェイ山麓駅


眉山

眉山ロープウェイ山頂駅

パゴダ平和記念塔

モラエス館


城山(徳島城跡)

徳島中央公園

徳島市立徳島城博物館

旧徳島城表御殿庭園



菘翁美術館

旧高原ビル

三河家住宅

徳島県立文学書道館

公共・教育施設

徳島県徳島中央警察署

徳島中央警察署徳島駅前交番

徳島地方裁判所

徳島地方法務局

徳島県青少年センター

徳島県郷土文化会館


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