徳島県
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県の人口は2000年以降想定[1]を上回る急激なペースで減少しており、2023年4月に70万人を下回った[2][注釈 3]。また、明石海峡大橋の開通後は買い物客の神戸大阪への流出も激しく、2020年徳島市にあった徳島そごうが閉店したことで、山形県とともに一時的に県内に百貨店が存在しない県となった(その後跡地には徳島三越が出店)[3][4]。なお、徳島市中央市街地郊外にゆめタウン徳島藍住町)やイオンモール徳島徳島市南末広町)が進出し、ドーナツ化現象が顕著に見られている。
地理・地域鳴門の渦潮

北部の徳島平野と県南部阿南市のある那賀川平野を除いては全体的に山地の多い地形で、特に徳島平野以南に峙える四国山地西日本でも有数の険しい山岳地帯となっており、県総面積の約75%を森林が占めている。この山々は昔から現在に至るまで四国内の物流や交流の大きな障害となって来た。その一方で、山間部からは吉野川勝浦川那賀川など、水量の豊富な河川が多数流れ出しており、豊かな水資源をもたらしてくれている。河川が少なく水不足に陥りやすい隣の香川県とは対照的であるが、逆に治水に長年悩まされている。また那賀川下流域ではほぼ毎夏、工業用水などの渇水が深刻化している。なお徳島県内で最長の河川は吉野川(徳島県側延長109km※)ではなく那賀川(延長125km)である(※総延長194kmから高知県側85km[5] を引き算出)。
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国土地理院地理情報 によると徳島県の東西南北それぞれの端は以下の位置で、東西の長さは107.37 km、南北の長さは79.03kmである。

重心
北緯33度55分17秒 東経134度14分25秒 / 北緯33.92139度 東経134.24028度 / 33.92139; 134.24028 (徳島県重心)北端
北緯34度15分7秒 東経134度36分21秒 / 北緯34.25194度 東経134.60583度 / 34.25194; 134.60583 (徳島県最北端)

西端
北緯33度52分54秒 東経133度39分39秒 / 北緯33.88167度 東経133.66083度 / 33.88167; 133.66083 (徳島県最西端)←中心点
北緯33度53分44.5秒 東経134度14分28.5秒 / 北緯33.895694度 東経134.241250度 / 33.895694; 134.241250 (徳島県中心点)東端
→北緯33度51分22秒 東経134度49分18秒 / 北緯33.85611度 東経134.82167度 / 33.85611; 134.82167 (徳島県最東端)

南端
北緯33度32分22秒 東経134度19分12秒 / 北緯33.53944度 東経134.32000度 / 33.53944; 134.32000 (徳島県最南端)

気候

一般的にどの地域も温暖で、夏季と秋季は多雨となり冬季の降水量や降雪量は少ない。概ね徳島平野以北は瀬戸内海式気候四国山地以南は太平洋側気候に属する。

県北東部

徳島平野に当たる地域は典型的な海洋性気候で、年中温暖で放射冷却が起きにくく氷点下まで下がることは稀である。日照時間が全国でも指折りの多い地域である。徳島市吉野川市のある吉野川以南の地域は瀬戸内海式気候に属するが、梅雨、秋雨、台風やそれに伴う太平洋からの湿った気流の影響を夏から秋に受けやすいため、一般的な瀬戸内海式気候とはやや異なる。鳴門市阿波市付近の吉野川以北に当たる地域は典型的な瀬戸内海式気候となっており、温暖少雨である。山間部(勝浦郡付近)は県南部の気候に近く朝晩は冷え込み、平野部に比べると降水量も多く、南海型太平洋側気候に属する。

県西部

全域が内陸性の気候で、朝晩は放射冷却が起きやすく日較差も大きい。冬は季節風の風上側となることや南岸低気圧の影響でも県北東部に比べると降雪・積雪しやすく、山間部では路面凍結も多い。徳島平野に当たる平野部は典型的な瀬戸内海式気候で隣の香川県愛媛県の気候に近い。四国山地である山間部(祖谷地方など)では太平洋側気候に当たり、降水量が多く県南部や高知県の気候に近い。

県南部

全域が典型的な南海型太平洋側気候であり、沿岸部は年中温暖で日照時間も多い地域であるが、山がちである為に県北東部に比べて日較差が大きい。また、四国山地に当たる山間部は台風梅雨秋雨の季節には記録的な降水量になることが多いなど、日本で最も降水量が多い地域の一つである。高知県と和歌山県に距離が近いため「台風銀座」の一角に位置し、この地域を通過した台風は紀伊水道から大阪湾に向かうことが多いため、近畿地方に被害を与えることが多い。

徳島県内各地の平年値(統計期間:1981年 - 2010年、出典:気象庁・気象統計情報)平年値
(月単位)北東部西部南部
徳島美馬市
穴吹[注釈 4]三好市
池田三好市
京上剣山
[注釈 5]那賀町
木頭海陽町
宍喰[注釈 6]海陽
[注釈 7]美波町
日和佐阿南市
蒲生田
平均
気温
(°C)最暖月27.8
(8月)26.4
(8月)25.4
(8月)22.9
(8月)15.3
(8月)24.2
(8月)26.4
(8月)26.3
(8月)27.1
(8月)26.9
(8月)
最寒月6.1
(1月)4.3
(1月)3.3
(1月)1.3
(1月)−6.9
(1月)2.4
(1月)5.1
(1月)4.9
(1月)6.0
(1月)6.0
(2月)
年間平均16.615.214.112.013.416.116.4
降水量
(mm)最多月210.0
(9月)220.4
(8月)193.2
(9月)336.3
(7月)547.8
(9月)504.3
(9月)452.8
(6月)344.0
(6月)268.9
(9月)
最少月38.9
(1月)47.4
(1月)53.3
(1月)75.9
(1月)90.8
(12月)71.9
(1月)76.1
(12月)76.5
(1月、12月)65.7
(12月)
年間合計1453.81405.71389.62209.43092.42516.91904.0

地形
主な海


瀬戸内海

鳴門海峡四国のみずべ八十八カ所1番(以下、このページでのみ、☆1で表現する)

紀伊水道

太平洋

主な河川



吉野川水系

旧吉野川吉野川河口干潟は☆3、吉野川第十堰は☆4、美濃田の淵は☆6、大歩危小歩危は☆9

今切川

鮎喰川:こんにゃく橋(浜高房橋)☆15

飯尾川

宮川内谷川

泉谷川


川田川

穴吹川☆13

貞光川

半田川


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