微細藻燃料
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化石燃料と異なり、藻類の培養の過程でCO2を吸収しているため、燃焼時と差し引きゼロでカーボンニュートラル扱いとされており[2]、再生可能なエネルギー資源として、二酸化炭素排出量の抑制につながることが期待されている[3]

燃料として燃焼された時に全て吸収された二酸化炭素は再度放出されてしまうため、大気中の二酸化炭素を減少させるというものではない。しかしながら化石燃料の燃焼により新規に二酸化炭素が放出されるのをそれにとってかわることで潜在的には減少させることになるといえる。
国際的な開発トレンド藻類の養殖場。アメリカ・フロリダ州収穫された藻類

2007年のジョージ・H・W・ブッシュ大統領の年頭教書が代替燃料開発促進を目指すものであったことから、研究の促進がなされた[4]。しかしこれをうけて立ち上がった米国スタートアップ企業の多くが倒産もしくは微細藻類燃料以外の生産にシフトしていることが報告されている[5]

欧州でもHORIZON2020にて微細藻類燃料の研究が進められている[6]
脚注^ “ ⇒PhD thesis on algae production for bioenergy” (PDF). Murdoch University, Western Australia. 2008年6月10日閲覧。
^ “大気中のCO2を増やさない!? 夢の次世代バイオ燃料が秘める可能性と現在地 - 自動車情報誌「ベストカー」”. bestcarweb.jp. 2021年8月26日閲覧。
^微細藻燃料開発推進協議会の設立について,JX日鉱日石エネルギー株式会社 ほか,2012年6月27日
^微細藻類からのバイオ燃料供給の将来性,三菱総合研究所
^ “米国における藻類バイオ燃料ベンチャーの今”. Modia[藻ディア] (2017年8月17日). 2021年8月26日閲覧。
^ “欧州における藻類研究の動向”. Modia[藻ディア] (2018年11月14日). 2021年8月26日閲覧。

関連項目

カーボンニュートラル微細藻類フォトバイオリアクター
外部リンク

藻類由来のバイオ燃料,原山重明 中央大学理工学部教授










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