復活祭
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

復活祭(ふっかつさい、ギリシア語: Π?σχα、ラテン語: Pascha、フランス語: Paques、英語: Easter、ドイツ語: Ostern、ロシア語: Пасха)は、磔刑にされて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教においては最も重要とされる祭[1][2][3][4][5][6]
概要

多くの教派で特別な礼拝(典礼奉神礼)が行われるほか、様々な習慣・習俗・行事がある。

正教会ではギリシャ語から「パスハ」とも呼ぶ[7][注釈 1]カトリック教会では「復活主日[8]とも呼ばれ、聖公会などでは「復活日」(ふっかつび)[4][9][注釈 2]や、英語から「イースター」とも呼ぶ[10][11]。「復活節」(ふっかつせつ)は、西方教会において復活祭からの一定期間を指す用法の他、プロテスタントの一部で復活祭(復活日)当日を指す用法がある[12]正教会の復活祭"パスハ"については「復活大祭」を参照

基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わる移動祝日である。日付は変わるものの、必ず日曜日に祝われる。キリスト教が優勢な国においてはその翌日の月曜日も休日にされていることがある。欧州における主要株式・債券市場は、復活祭の前の聖金曜日、復活祭後の月曜日に休場する[13]

東方教会西方教会とでは日付の算定方法が異なるため、日付が異なる年の方が多い[注釈 3][14]
日付

復活祭の日付
2011年-2025年
[15][16]
西方教会東方教会
2011年4月24日
2012年4月8日4月15日
2013年3月31日5月5日
2014年4月20日
2015年4月5日4月12日
2016年3月27日5月1日
2017年4月16日
2018年4月1日4月8日
2019年4月21日4月28日
2020年4月12日4月19日
2021年4月4日5月2日
2022年4月17日4月24日
2023年4月9日4月16日
2024年3月31日5月5日
2025年4月20日

復活祭は移動祝日であり、もともと太陰暦にしたがって決められた日であったため、年によって太陽暦での日付が変わる。グレゴリオ暦を用いる西方教会では、毎年3月22日から4月25日の間のいずれかの日曜日東方教会では、グレゴリオ暦の4月4日から5月8日の間のいずれかの日曜日に祝われる。計算方法については「コンプトゥス」を参照

復活祭を祝う日付をいつにするかについては、古代に論争を経て、325年の第1ニカイア公会議で統一されるに至ったが、16世紀に西方教会においてグレゴリオ暦が採用されてから、正教会と西方教会で日付が異なるという現象が起きるようになり、議論が続いている。詳細は「復活日論争」を参照
名称の語源
パスハ、パスカ、パスクワ

英語ドイツ語ポーランド語等以外の多くのヨーロッパ諸言語における「復活祭」という言葉は、ギリシア語: Π?σχα(古典ギリシア語再建音:パスカ、現代ギリシア語転写:パスハ)に由来しており、その言葉も元をたどれば、アラム語の「パスハ(pascha)」で、これはユダヤ教の「過越(すぎこし)の祭り」を表す「ペサハ」(Pesach) というヘブライ語の言葉から来ている[6][17]。つまり、キリスト教の復活祭が旧約時代の「過越の祭り」を雛形とした祝い日であることを示している[6][17][18]

ギリシャ正教会復活大祭を「パスハ(Π?σχα)」と呼ぶのは勿論のこと、ロシア正教会ロシア語でも復活大祭はヘブライ語・ギリシャ語起源の「パスハ(Пасха)」と呼ばれ、日本正教会でも復活大祭をパスハと呼ぶ[19]カトリック教会においてもラテン系の国では「パスカ」(ラテン語: Pascha)、イタリア語、スペイン語ではパスクワ (Pasqua, Pascua) の呼称が一般的である。

エイレナイオステルトゥリアヌスは「パスハ」を、ギリシャ語の動詞「苦しむ」(ギリシア語: π?σχω[注釈 4])に関連付け、イエス・キリストの受難と結びつけて解釈したが、この誤りは彼らがヘブライ語を知らなかったため生じた。アウグスティヌスはその語源説明の誤りを正した[17]
イースター、オスターン

復活祭を表す英語「イースター (Easter)」およびドイツ語「オスターン (Ostern)」はゲルマン神話の春の女神「エオストレ (Eostre)」の名前、あるいはゲルマン人の用いた春の月名「エオストレモナト (Eostremonat)」に由来しているともいわれる。8世紀の教会史家ベーダ・ヴェネラビリスがこれに言及し、ゲルマン人が「エオストレモナト」に春の到来を祝う祭りをおこなっていたことを記録している[17]。ただしこの説も確実ではない[4]
復活祭に連動する教会暦・礼拝・典礼・奉神礼

復活祭(復活大祭、復活日)は教会暦において、移動祭日と呼ばれ[20](移動祝祭日[21]もしくは移動祝日[22]とも)、最も重要な祭り(祝日)と位置づけられるとともに[1][2][3][4][5][6]、復活祭によって教会暦における他の移動祭日(移動祝祭日、移動祝日)が決められる。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:83 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef