御徒町駅(おかちまちえき)は、東京都台東区上野五丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。 乗入れている路線は、線路名称上は東北本線1路線のみであるが、当駅には電車線を走行する京浜東北線電車及び山手線電車の2系統が停車し、旅客案内では「東北(本)線」とは案内されていない。また当駅は、特定都区市内制度における「東京都区内」及び「東京山手線内」に属している。 駅番号は、京浜東北線がJK 29、山手線がJY 04である。 開業当時の町名(御徒町、仲御徒町)から[10]。1964年(昭和39年)の住居表示実施により、現行町名としては存在していない。由来については「御徒町」を参照のこと。 JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している上野駅管理の業務委託駅[1]。島式ホーム2面4線を有する高架駅である[11]。出口は北口と南口の2か所がある。南口にはお客さまサポートコールシステムが導入されており、一部の時間帯はインターホンによる対応となる[2]。 1番線の東側には、中距離電車が上野東京ライン及び回送に使用する3本の線路があり、当駅付近で進行目的の線路[注 1]に転線するポイントが設置されているため、上野東京ラインは当駅には停車しないものの低速で走行する。
乗入路線
歴史御徒町駅周辺の白黒空中写真(1963年6月26日撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス
1925年(大正14年)11月1日:鉄道省東北本線(電車線)の駅として開設[3]。
1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道が発足。
1958年(昭和33年)
4月10日:荷物扱い廃止[3]。
7月1日:南口を開設[4]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本に移管[3]。
1988年(昭和63年)3月13日:京浜東北線快速運転開始に伴い、日中は京浜東北線が通過するようになる(繁忙期となる年末年始には快速運転中止・全列車各停となる特別ダイヤが設定され、当駅にも全列車が停車する)。
1990年(平成2年)
1月22日:駅北側高架下の春日通りの路面が陥没する事故が発生。東北新幹線の第1上野トンネル工事の際、シールド工法の地盤硬化剤の意図的な削減(手抜き)によるものとされる。陥没で出来た穴に自動車が転落するなど、17名が負傷した。
12月8日:北口に自動改札機を設置[5]。
12月22日:南口に自動改札機を設置[5]。
2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」利用開始[広報 1]。
2014年(平成26年)5月10日:2・3番線(山手線ホーム)でホームドアの使用を開始。
2015年(平成27年)3月14日:この日のダイヤ改正に伴い、土曜・休日ダイヤに限り京浜東北線快速が停車するようになる[6]。
2018年(平成30年)12月12日:1・4番線(京浜東北線ホーム)でホームドアの使用開始[7]。
2020年(令和2年)3月1日:業務委託駅化[1]。
2021年(令和3年)10月31日:みどりの窓口の営業終了[8][9]。
駅名の由来
駅構造