南朝宋のとき、彭城郡は彭城・呂・蕃・薛・留の5県を管轄した[11]。
北魏のとき、彭城郡は彭城・呂・薛・留・蕭・?陵の6県を管轄した[12]。
583年（開皇3年）、隋が郡制を廃すると、彭城郡は廃止されて、徐州に編入された。607年（大業3年）に州が廃止されて郡が置かれると、徐州は彭城郡と改称された。彭城・?・穀陽・沛・留・豊・蕭・滕・蘭陵・符離・方与の11県を管轄した[13]。
621年（武徳4年）、唐が王世充を降すと、彭城郡は徐州と改められ、徐州総管府が置かれた。742年（天宝元年）、徐州は彭城郡と改称された。758年（乾元元年）、彭城郡は徐州と改称され、彭城郡の呼称は姿を消した[14]。
脚注^ 『漢書』高帝紀下
^ 『漢書』宣帝紀
^ 『漢書』地理志下
^ 『後漢書』光武十王列伝
^ 『後漢書』顕宗紀
^ 『後漢書』孝和孝殤帝紀
^ 『後漢書』郡国志三
^ 『三国志』武文世王公伝
^ 『晋書』世祖紀
^ 『晋書』地理志下
^ 『宋書』州郡志一
^ 『魏書』地形志二中
^ 『隋書』地理志下
^ 『旧唐書』地理志一
司隷校尉部
京兆尹（渭南郡）
左馮翊（河上郡）
右扶風（中地郡）
河南郡
河東郡
河内郡
弘農郡
豫州刺史部
潁川郡
汝南郡
梁国（?郡）
沛郡
?州刺史部
淮陽国（淮陽郡）
陳留郡（済川郡）
定陶国（済陰郡）
東郡
山陽郡（昌邑国）
東平国
泰山郡
城陽国
青州刺史部
斉郡
済南郡（博陽郡)
済北国
平原郡
千乗郡
?川国
高密国（膠西国）
北海郡
膠東国
東?郡
徐州刺史部
東海郡
楚国（彭城郡）
魯国（薛郡）
琅邪郡
広陵国（広陵郡）
臨淮郡
泗水郡（沛郡）
冀州刺史部
魏郡
趙国
広平国
鉅鹿郡
清河郡
信都国（広川国）
河間国
真定国
常山郡（恒山郡）
中山国
幽州刺史部
広陽郡（燕国）