彦根市
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大規模な都市空襲を受けなかったことから近世以来の城下町や宿場町の町並みが比較的保存されており、2009年(平成21年)1月19日には亀山市金沢市高山市萩市と共に第1回歴史まちづくり法国土交通省)に認定されている。

現代では毎年7月に松原水泳場で開催される「鳥人間コンテスト選手権大会」や、マスコットの「ひこにゃん」を通じても広く知られている。
地名の由来

「彦根」という地名は天照大御神の御子であるアマツヒコネ(天津日子根命、天津彦根命;アマツヒコネノミコト)とイクツヒコネ(活津日子根命、活津彦根命;イクツヒコネのミコト)2柱のうち、後者が活津彦根明神として彦根山(彦根城が築かれた、琵琶湖岸の山)に祀られたことに由来するとされる[広報 1]。cf. 彦根神社創建年(1734年)
地理彦根市中心部。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

面積196.84km2(琵琶湖における市町境界の確定に伴い、2007年10月1日から)[広報 1]

琵琶湖に面するが、内陸部に位置しており伊吹山地が近接しているため気候は内陸性気候である。気象庁の区分では滋賀県北部に分類されているが、彦根市は中部と言うべき位置にあり、積雪は他の県北部の市町村に比べて少ない。
位置

東端 :北緯35度16分26.8秒 東経136度21分5.3秒(
武奈町)。
cf. 国土地理院の地図閲覧サービスによる、この位置へのリンク(以下同様) ⇒[3]

北端 :北緯35度18分7.1秒 東経136度18分3.7秒(摺針峠に近い名神高速道路のトンネル付近)。 ⇒[4]

水域北端 :北緯35度21分21.4秒 東経136度8分54.8秒(多景島沖)。 ⇒[5]


西端 :北緯35度13分1.7秒 東経136度6分45.9秒(愛知川河口北岸)。 ⇒[6]

水域西端 :北緯35度15分31.6秒 東経136度5分1.7秒(愛知川河口沖)。 ⇒[7]


南端 :北緯35度11分24.6秒 東経136度11分30秒(服部町)。 ⇒[8]

地形
山岳彦根山(彦根城)より佐和山を望む。
主な山


向山(芹川北)(むかいやま。別名:武奈山[ぶなさん]。標高659.8m

男鬼山(おおりやま。標高683m[彦根市最高峰])、イワス山(イワスやま、別名:原石山。標高640m)、比婆之山(ひばのやま。標高670m)

物生山(むしやま。標高190m)、弁天山(標高196m)、大洞山(おおぼらやま。標高211m)、佐和山(標高232.5m。cf. 佐和山城

彦根山(ひこねやま、別名:金亀山[こんきやま]。標高163m。cf. 彦根城)

住友大阪セメント多賀鉱山跡(別名:原石山)

野田山(標高364m)

大堀山(おおぼりやま、別名:鞍掛山。標高150m)、亀甲山(きっこうやま。標高120m)

雨壺山(あまつぼやま。標高136.94m)

荒神山(標高284m)

河川
主な川


芹川 (cf. 1606)

犬上川

宇曽川

来迎川(らいごうがわ)

愛知川

湖沼
主な湖


琵琶湖

主な沼


野田沼

曽根沼

神上沼

湖岸

松原湖岸(千々の松原。cf.
松原水泳場

新海浜(cf. 新海浜水泳場

島嶼
主な島


多景島

気候

彦根市の気候は日本海側気候であるが、滋賀県の北部のほかの地域と比べると雪の量は少なく、豪雪地帯にも指定されていない。平年の最深積雪は20cm台であるが、日本海寒帯気団収束帯の影響を受け50cm前後の大雪となることもある。2021年12月27日には1984年2月以来38年ぶりに73cmの記録的大雪となったほか、2017年1月24日には60cm、2012年2月3日には47cmを観測している。また観測所が琵琶湖に近いこともあり、気温の日較差・年較差が滋賀県内のほかの地点よりも小さい。

年日平均気温最高気温最低気温平均湿度平均風速降水量降雪量最深積雪
1894年明治27年)14.478%1235.6mm
1900年(明治33年)13.6℃78%1582.9mm
1905年(明治38年)13.6℃81%1805.7mm
1910年(明治43年)13.2℃79%1640.1mm
1915年大正4年)14.2℃79%1771.2mm


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