弾道ミサイル潜水艦を恒常的に哨戒配備につけるためには、哨戒・訓練・整備のローテーションの都合上、最低3隻が必要とされ、予備も含めれば少なくとも4隻が必要とされる[10]。アメリカ海軍とイギリス海軍では、哨戒効率の向上を図るため、艦ごとに2チームのクルーを準備しており、それぞれチーム名はブルー及びゴールド(Blue and Gold)、ポート及びスターボード(Port and Starboard)と呼ばれる[10][12]。アメリカ海軍では、ジョージ・ワシントン級の時点より2チーム制であるが、これは当時のSLBMの射程が短くソ連近海での哨戒配備の必要があり、アメリカ本土まで戻らずにホーリー・ロッホ(スコットランド)やロタ(スペイン)、グアム等の前進基地において、潜水母艦を用いて補給・乗員交代と軽度の整備を行い、移動時間の節約を図っていたことでもあった[13]。 アメリカ合衆国 フランス 中国
主な弾道ミサイル潜水艦
オハイオ級原子力潜水艦
コロンビア級原子力潜水艦(計画中)
イギリス
ヴァンガード級原子力潜水艦
ドレッドノート級原子力潜水艦(計画中)
ル・トリオンファン級原子力潜水艦
SNLE 3G(計画中)
シンポ型(非原子力)
032型潜水艦(非原子力)
092型原子力潜水艦
094型原子力潜水艦
096型原子力潜水艦(計画中)