建築物
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刑法では、建造物が現住建造物か非現住建造物による区別がある条項[注釈 4]と、無い条項[注釈 5]が見られる。現住建造物…現に人が住居に使用し又は現に人がいる建造物非現住建造物…現に人が住居に使用せず、かつ、現に人がいない建造物

である。
建築物の歴史
建築史コロッセオローマ帝政期)詳細は「建築史」を参照
日本の建築史法隆寺詳細は「日本建築史」および「日本近代建築史」を参照
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建築物の種類清水寺(木造)シーグラム・ビルディング(鉄骨構造)ル・ランシーのノートルダム教会(鉄筋コンクリート構造)アヤソフィア(ドーム構造)シドニー・オペラハウス(シェル構造)

建築物の分類には、使用する材料、骨組の形状、耐力配分方式、施工過程、特殊目的など様々な分類法がある[2]
構造形式による分類

構造形式による分類として、木構造、鉄筋コンクリート構造、鉄骨造、鉄筋・鉄骨コンクリート造、補強コンクリート造、石造、レンガ造などがある[2]

木構造木質構造木構造とは主要構造部に木材を用いた構造で、軸組式、壁式、組積式がある[2]

軸組式軸組式は柱・梁・桁といった軸組を主体とする日本の伝統的な工法である[2]軸組構法(在来工法)ともいう。柱の内側に壁を仕上げる様式を真壁造り、柱の外側を壁で覆う様式を大壁造りという[2]

壁式壁式はツーバイフォー工法などに代表される工法である[12]。ツーバイフォー工法(2×4工法)は北米で開発された2×4の壁材を主要な構造材とする工法である[12]

組積式組積式は線状材を井桁状に組み上げるもので校倉造などに代表される工法である[12]


鉄骨構造鋼構造(S造)

鉄筋コンクリート構造(RC造)鉄筋コンクリート構造は主要構造部に鉄筋コンクリートを用いた構造である[12]。コンクリートは圧縮に強いが引っ張りには弱く、鉄筋は引っ張りには強いが圧縮に弱い(座屈を生じる)という弱点を鉄筋コンクリートにすることで相互に補完している[12]。また、鉄筋コンクリートにすることで耐火性も向上し、コンクリートのアルカリ分によって鉄筋の酸化を防いでいる[12]

鉄骨鉄筋コンクリート構造(SRC造)

コンクリート充填鋼管構造(CFT造)

補強コンクリートブロック造(CB造)

膜構造

構造骨組による分類

構造骨組の形状による分類として、ラーメン構造、トラス構造、アーチ構造、ドーム構造、シェル構造(シャーレン構造)などがある[2]

ラーメン構造

トラス構造

アーチ構造

ドーム構造

シェル構造(シャーレン構造)

その他の分類

耐力配分方式による分類として、張壁式構造、自耐壁式構造、骨組式構造、壁体式構造などがある
[2]

施工過程による分類として、湿式構造と乾式構造がある[2]

特殊性能を有する建物の分類として、耐火構造、耐寒構造、防水構造などがある[2]

建築物の部位

基礎





建物の部位




屋根

天井



階段



ドア

引き戸

シャッター

脚注[脚注の使い方]
注釈^ 重要伝統的建造物群保存地区伝統的建造物群保存地区篠山市篠山伝統的建造物群保存地区近江八幡市八幡伝統的建造物群保存地区他)等。
^ なお、文化財保護法にもとづいて国宝重要文化財重要有形民俗文化財記念物特別史跡特別名勝特別天然記念物又は史跡名勝天然記念物)として指定/仮指定された建築物については、建築基準法は適用されない(建築基準法第三条第一項)。
^ 東京都選定歴史的建造物横浜市認定歴史的建造物小樽市指定歴史的建造物景観形成重要建造物等 (兵庫県指定)等。
^ 区別がある例: 第百八条(現住建造物等放火)、第百九条(非現住建造物等放火)、第百十九条(現住建造物等浸害)、第百二十条(非現住建造物等浸害)。
^ 区別が無い例: 第百三十条(住居侵入等)、第二百六十条(建造物等損壊及び同致死傷)建造物等以外放火罪

出典^ 広辞苑「建築物」
^ a b c d e f g h i j k 職業訓練教材研究会『二級技能士コース 塗装科 選択・建築塗装法』2005年、189頁


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