廃止代替バス
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当初は日立電鉄傘下の日立電鉄交通サービスがバスを運行していたが、日立電鉄の解散と日立電鉄交通サービスの茨城交通への吸収合併により、その後は茨城交通が運行している。

気仙沼線BRT自動運転バス

日田彦山線BRT

ひたちBRT

バス廃止による廃止代替バス生活バスよっかいち
地域のNPO法人による廃止代替バス
三重交通へ運行委託

既存のバス路線が、利用者減やバス事業者の地域からの撤退、バス事業者の事業撤退や廃業など、何らかの原因で廃止されることがある。1970年代以降のモータリゼーションの進展および過疎化東京一極集中に加え、2000年代からはバス事業規制緩和によりバス路線からの撤退が容易になり、また規制緩和により増加した貸切バス事業者がツアーバスへ参入して高速路線バスの乗客を奪い、地方の乗合バス事業者は急速に経営体力を失っていった。こうした中で既存のバス路線の撤退が相次ぎ、これを受けて廃止代替バスが運行されるようになった[14][15][16][17][18][19][20][21]。詳細は「コミュニティバス#定義」および「コミュニティバス#概要」を参照

バス路線廃止による廃止代替バスは、民営バスから別の民営バス事業者への代替(自治体からの補助金赤字補填する方式)、民営バスから自治体が主導するコミュニティバス(自家用有償旅客運送を含む)への代替例などがある。自治体バス(市町村営バス)については「コミュニティバス#運営方式」を参照

また2000年代以降は、三重交通の廃止代替バスとして地域住民団体が立ち上げた生活バスよっかいちを筆頭に、運行主体が自治体ではなくNPO法人等による自主運行コミュニティバスも現れている[22][23][24][25]
その他の廃止代替バス

鉄道路線やバス路線の廃止以外にも、船舶の定期航路廃止により廃止代替バスが運行されるケースもある。一例として、静岡県沼津市が運行するデマンド式乗合タクシー「ふじみgo!」[26]は、戸田運送船定期航路廃止を受け、同社の関連会社であるタクシー事業者戸田交通に委託して運行開始したものである。詳細は「戸田運送船#デマンドタクシー「ふじみgo!」」を参照
脚注[脚注の使い方]^ a b c 加藤 2005, p. 1.
^ a b 長谷川ほか 2012, p. 1.
^ a b 進藤ほか 2014, p. 12.
^ 堀内重人『鉄道・路線廃止と代替バス』東京堂出版、2010年4月。ISBN 978-4490206968
^ a b c d e f g 鈴木ほか 2009.


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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