メートル法が一般的になるまで、黄河流域を源流とするものと、チグリス・ユーフラテスおよびナイル川を源流とするものの二つがあり、それぞれ大きさや名称において多くの共通点をもっている[2]。 紀元前5000年から4000年頃、古代バビロニアでは高度な度量衡制度が創設されており、時間や角度の係数法は現代でも世界的に用いられている[1][2]。古代バビロニアでは最初は計数法にも度量衡にも十進法を使用していたが、やがて時間、角度、貨幣も含めて60進法を使用するようになった[2]。 黄河流域では紀元前1700年頃には度量衡制度があった痕跡が認められている[1]。古代中国の度量衡制度は紀元前221年に始皇帝によって統一された[1][2]。ただし、単位系が整備されたのは王莽のときとされており、劉?(りゅういん)により十進法の単位系が組み立てられた[2]。 日本では701年(大宝元年)に唐の律令制度を手本にして大宝律令で定められた度量衡が最初のものである[1]。
西洋
東洋
出典^ a b c d e f 東京都計量検定所. “計量制度の歴史(国民生活 2019.7)
^ a b c d e f g h i 小泉袈裟勝「尺度の歴史 : I.東西個有制度の源流
典拠管理データベース: 国立図書館
日本