在来工法では基礎の内側に等間隔に束石を置き、その上に床束(束柱)を立て、これを支持部分として横架材である大引(おおびき)を渡し、さらにその上に大引と直角になるように根太(ねだ)が並べられる[3]。この上に床下地(荒床)を張り、さらに床が張られている[3]。大引と根太の交差箇所に方杖(ほうづえ)という補強部材が斜めに渡されることもある。また、柱のある角部分には火打ち土台と呼ばれる部材が取り付けられる[3]。
基本的には大引は105mm角材を用いて間隔を910mm、根太は45mm角材を用いて間隔を303mmとするが、建物の構成により部材や間隔の長さは変化する[3]。
床下地には合板やスギ板があるが、畳敷きの部屋などではスギ板になっていることが多い[3]。 床面仕上材料にはフローリングや畳などがある[1]。なお、風呂場やトイレなどの床にはタイルが多用される。
床面仕上
畳
タイル (陶器・磁器・タイルカーペット・ゴム)
フローリング(木材)
ビニル床シートなどシート類
石材
機能付加
収納
床収納
一般的には新築の建物で根太が露出している状態で取り付けることが一般的である[6]。ただし、既存の床を開口して取り付ける場合もある[6]。
フリーアクセスフロア(OAフロア)
配線・配管のスペースを設けた二重の床。支持脚の上に取り外し可能のパネル式の床を設置する。主にオフィスなどに用いられる。
暖房
暖房床
電気または温水による床暖房を組み込んだ床。住宅などに用いられる。
床面積、総務省、2023年2月2日閲覧。
^ a b フローリング張り工法の種類
^ a b c d e f g h ドゥーパ!編集部『わが家の壁・床DIY収納』学研パブリッシング、2011年、92頁
^ 床材
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