広島高速交通広島新交通1号線
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16.0伴中央駅






17.6大塚駅市立大学口)


18.4広域公園前駅修道大学前)

広島新交通1号線(ひろしましんこうつういちごうせん)は、広島県広島市中区本通駅から同市安佐南区広域公園前駅に至る広島高速交通自動案内軌条式旅客輸送システム (AGT) 路線である。日本語の「明日」に英語の「トラム」(路面電車)という意味から付けられたアストラムライン (Astram line) の通称がある[5][6]
概要

広島市中心部と広島市北西部(主に安佐南区)の住宅地とを結ぶ足として建設が進められた。広島市中心部から長楽寺駅までの区間が先に建設に着手されたが、安佐南区と佐伯区に跨がるニュータウン「広島西部丘陵都市」の一角に整備された広島広域公園を主会場とする広島アジア大会1994年10月)の開催決定を受け、その会場アクセス鉄道として長楽寺駅 - 広域公園前駅間も着工され、1994年8月20日本通駅 - 広域公園前駅間 18.4 km の全区間が同時開業した。現在は市中心部と住宅地とを結ぶ足としての機能のほか、広島広域公園内に建設された広島広域公園陸上競技場(ホットスタッフフィールド広島)へのアクセス路線としての機能をも有する。

全線が既存の道路、本通駅 - 中筋駅間は国道54号、中筋駅 - 大原駅間は広島県道38号広島豊平線、大原駅 - 伴中央駅間は広島県道265号伴広島線、伴中央駅 - 広域公園前駅間は広島県道71号広島湯来線の上空(または地下)を走る。現在営業中のAGT(新交通システム)の中では総延長日本一であり、また一部区間のみながら地下を走行するものは桃花台新交通桃花台線に次いで2例目である[注釈 1]。本通駅から新白島駅の先までの 1.9 km(全線の10.3%)が地下区間である[7][6]。このうち、本通駅 - 県庁前駅間の 0.3 km(全線の1.6%)が鉄道事業法に基づく鉄道区間であり、この区間のみ「地下鉄」とみなされ[8][9]、地下高速鉄道整備事業費補助制度を受けていた[10][11][9]。なお、案内軌条式鉄道による地下鉄は日本で札幌市営地下鉄とここだけで、側方案内軌条式を採用している地下鉄としては日本で唯一である。残る県庁前駅 - 広域公園前駅間の 18.1 km(全線の98.4%)は、地下線も高架線も含めて軌道法に基づく軌道区間である。

広島県内のみならず、中国・四国地方で初めて自動改札機が導入された路線でもある。ICOCASuicaなどの交通系ICカード全国相互利用サービスに対応する10種類のカードとPASPYが利用できる(PASPYは2024年11月30日まで)が、PASPYとICOCA以外は券売機と精算機で利用できない[12]。なお、PASPYからICOCAへのシステム切替で全駅の券売機を順次更新しており、新型券売機では10種の全国相互利用交通系ICカードがチャージ可能となる(PASPYは不可)[13]
路線データ

方式:
Automated Guideway Transit(AGT)

路線距離(営業キロ):18.4 km

案内軌条:側方案内方式[2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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