鉄道・軌道事業は、2014年1月より電車事業本部が担当しており、その下に電車企画部、電車営業部、電車技術部を置いている[68]。軌道線6路線19.0km[69]と、鉄道線1路線16.1km[69]の総延長35.1kmの路線を持つ[70]。どちらも軌間1435mm[71]、直流600V電化[71]。年間輸送人員は約5500万人(市内線 : 3780万8000人、宮島線 : 1719万3000人)[72]で、軌道線と鉄道線を合わせた輸送人員と路線延長は、路面電車としては日本一である[70][補足 4]。2016年3月末時点の一日平均利用者数は市内線10.6万人、宮島線4.8万人である[73]。 路線名延長運行系統区間電停数
路線の概要
軌道線本線[70]5.5km広島駅(M1) - 広電西広島(M19)19
宇品線[70]5.7km紙屋町(M9) - 広島港(U18)19
江波線[70]2.6km土橋(M13) - 江波(E6)7
横川線[70]1.4km十日市町(Y1/M12) - 横川駅(Y5)5
皆実線[70]2.5km的場町(H3/M3) - 皆実町六丁目(H9/U9)7
白島線[70]1.2km白島(W5) - 八丁堀(W1/M7)5
鉄道線宮島線[70]16.1km広電西広島(M19) - 広電宮島口(M39)21
電停数には臨時駅を含む。また紙屋町電停は紙屋町東・紙屋町西をあわせて1電停と数える。
軌道線
市内線と総称される。ほぼ全線が併用軌道。各路線間で直通運転が行われており、合計8つの運行系統(0号線は除外)を持つ。広島電鉄の電車は運行系統を1号線、2号線…というように「○号線」と呼んでいる(広島電鉄のバスや広島バスも同様)。2号線(広電西広島駅 - 紙屋町東/西 - 広島駅)は全て連接車で運行されている(ダイヤが乱れた際などは例外あり)。また、日中の1号線(広島港 - 紙屋町東 - 広島駅)は連接車と単行車が混ざって運行、通勤・通学時間帯には5・8号線でも一部が連接車で運行されている。毎年8月6日の原爆忌には8時15分に乗務員や乗客が1分間の黙祷を行う。原爆ドーム付近を走行している電車は8時15分近くになると近くの電停に臨時停車する。日本の路面電車ではもっとも早く初電が発車する。
鉄道線
宮島線のことで、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線とほぼ並行する。