広島県
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

花崗岩類と花崗岩風化産物であるマサ(真砂)が広域に分布し、表土の下に広がるマサ土の層は最大数十mの厚さに達する[13]。そのため土石流の危険渓流、急傾斜地崩壊の危険箇所も多く指定箇所数は全国一位となっている[13]

河川

広島県内には太田川水系と江の川水系の2大水系の他、瀬戸内沿岸部に東から高梁川芦田川沼田川黒瀬川八幡川小瀬川などがある。太田川流域はほぼ県西部(安芸)に相当し、江の川流域は県北東部(備北)である。県東部(備後)は芦田川、沼田川水系などとなっている。

山野

広島市や福山市など埋め立てによる平野部があるが、山がちの地形であり、内陸部に三次盆地西条盆地などがある。東部には世羅高原神石高原が広がっている。

島嶼部

瀬戸内海には大小併せて約140のを有す。

島嶼部を含め山がちの地形のため、2005年現在の棚田の数では日本で群を抜いた1位である[14]

隣接都道府県: 陸上では東から岡山県 - 鳥取県 - 島根県 - 山口県、海上で愛媛県 - 香川県と接している(但し鳶小島、瓢箪島(ひょうたん島)が愛媛県との県境を跨いでいる)。

広袤(こうぼう)節内の全座標を示した地図 - OSM
節内の全座標を出力 - KML


表示

国土地理院地理情報によると広島県の東西南北それぞれの端は以下の位置で、東西の長さは131.62km、南北の長さは118.79kmである。また、国土地理院の全国都道府県市区町村別面積調によると、広島県の面積は8478.94平方キロメートルである[15]

北端
北緯35度6分20秒 東経132度53分18秒 / 北緯35.10556度 東経132.88833度 / 35.10556; 132.88833 (広島県最北端)
↑重心
北緯34度36分2秒 東経132度47分6秒 / 北緯34.60056度 東経132.78500度 / 34.60056; 132.78500 (広島県重心)
西端
北緯34度30分5秒 東経132度2分11秒 / 北緯34.50139度 東経132.03639度 / 34.50139; 132.03639 (広島県最西端)←中心点
北緯34度34分12.5秒 東経132度45分13秒 / 北緯34.570139度 東経132.75361度 / 34.570139; 132.75361 (広島県中心点)東端
→北緯34度18分54秒 東経133度28分15秒 / 北緯34.31500度 東経133.47083度 / 34.31500; 133.47083 (広島県最東端)

南端
北緯34度2分5秒 東経132度29分7秒 / 北緯34.03472度 東経132.48528度 / 34.03472; 132.48528 (広島県最南端)

気候

広島県の面積は全国でも11番目と大きいため[3]、地域によって異なるが、1年を通して降水量が少なく、一般的には冬でも温かい気候である[3][16]

北部は日本海側気候、それ以外の地域は瀬戸内海式気候に分類される。

沿岸部では冬でも晴天日数が多いが北部の一部は豪雪地帯となっている[16]

北部は緯度の割には冬は低温であり、山間部を中心に降雪量も多い[16]。特に中国山地の山沿いは、北広島町の東八幡原(標高774m)で観測された−28.0°C(1977年(昭和52年)2月19日)を筆頭に、庄原市の高野地区の−26.0°C(1977年(昭和52年)2月19日)など−20°C以下[17]まで下がることもあるほどの厳寒地である。北広島町八幡の592cm、庄原市高野の582cmなど日本海側との脊梁部には降雪量が3mから6m近くに達する豪雪地帯が広がっている。庄原市や三次市などの市街地でも80cm?120cm程度の降雪量がある。

広島県内各地の平年値(統計期間:1981年 - 2010年、出典:気象庁・気象統計情報)平年値
(月単位)南部(瀬戸内海島嶼部)南部(瀬戸内海沿岸部)中部(瀬戸内海側内陸部)
呉市
呉市蒲刈呉市豊町
久比尾道市
生口島広島竹原福山大竹府中
世羅
平均
気温
(°C)最暖月26.6
(8月)27.2
(8月)28.2
(8月)27.6
(8月)26.3
(8月)27.6
(8月)27.6
(8月)26.7
(8月)25.0
(8月)
最寒月5.4
(1月,2月)5.3
(1月)5.2
(1月)5.8
(1月)5.5
(1月)4.3
(1月)4.9
(1月)3.4
(1月)1.3
(1月)
降水量
(mm)最多月233.7
(6月)167.6
(6月)258.6
(7月)227.7
(7月)193.3
(6月)176.7
(7月)271.4
(7月)195.3
(7月)208.3
(7月)
最少月32.8
(12月)33.8
(12月)41.2
(12月)35.6
(12月)33.0
(12月)31.0
(12月)41.8
(12月)36.6
(12月)43.6
(1月)
平年値
(月単位)中部(瀬戸内海側内陸部)北部(中国山地・吉備高原)
三原市
本郷東広島安佐北区
三入廿日市
廿日市津田神石高原
油木庄原三次庄原市
高野北広島
大朝安芸太田
加計
平均
気温
(°C)最暖月25.6
(8月)26.9
(8月)24.6
(8月)23.2
(8月)24.6
(8月)25.6
(8月)22.8
(8月)23.7
(8月)25.2
(8月)
最寒月2.1
(1月)3.5
(1月)1.2
(1月)0.0
(1月)0.8
(1月)1.7
(1月)−0.8
(1月)0.4
(1月)1.8
(1月)
降水量
(mm)最多月236.8
(7月)291.4
(7月)317.6
(7月)230.9
(7月)249.1
(7月)259.0
(7月)303.4
(7月)285.6
(7月)303.0
(7月)
最少月41.4
(12月)56.7
(12月)54.5
(12月)42.9
(1月)64.3
(1月)65.2
(1月)112.3
(11月)95.3
(11月)86.7
(11月)


呉市豊町久比については、1971年から2000年までの平年値(2009年2月24日で観測を終了したため)。

呉市呉市蒲刈については、2009年2月25日より観測開始のため、平年値なし。

三原市本郷については、2003年1月1日より観測開始のため、平年値なし。

自然公園
国立公園
瀬戸内海国立公園
国定公園
比婆道後帝釈国定公園西中国山地国定公園
県立自然公園
南原峡県立自然公園、山野峡県立自然公園、三倉岳県立自然公園、竹林寺用倉山県立自然公園、仏通寺御調八幡宮県立自然公園、神之瀬峡県立自然公園
自治体

県下には14市5郡9町が存在する。村は2004年11月5日に消滅した。

かつては県庁によって1つの大都市周辺地域および7つの広域市町村圏の計8つの広域行政圏に区分されていた。ただし、この広域行政圏は実際の都市圏の枠組みとは異なっていた。県内には広島市を中心とする広島都市圏、福山市を中心とする備後都市圏が存在し、それぞれ広域行政圏や県境を越えて広がっている。なお、広域行政圏政策そのものは、2009年(平成21年)3月末に廃止された[18]

以下、かつての広域行政圏ごとに市町村を記載し、人口を付記する(2015年(平成27年)国勢調査人口)。.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}広島市呉市竹原市三原市尾道市福山市府中市三次市庄原市大竹市東広島市廿日市市安芸高田市江田島市府中町海田町熊野町坂町安芸太田町北広島町大崎上島町世羅町神石高原町 広島県の自治体 /


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:239 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef