幾原邦彦
自ら監督するオリジナル作品の企画や制作を行うクリエイター集団「ビーパパス」を結成、主宰[4]。ビーパパスの版権管理を行うため、個人事務所・イクニを設立[3][5]。
1997年 - テレビアニメ『少女革命ウテナ』の監督を務める。企画・原作はビーパパス[6]。アニメーション神戸97'に於いて神戸賞を受賞。
1999年 - 映画『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』の原案・監督を務める。第一期ビーパパス解散を宣言[注 2]。
2001年 - 平成13年度文化庁派遣芸術家在外研修員(メディア芸術)として1年間、アメリカ・ロサンゼルスに派遣される。以降、小説・漫画原作などの執筆や講演会、あるいは学校で教鞭を執るなど、アニメ以外の活動が目立つようになる[3]。
2006年 - 『ノケモノと花嫁』の企画・制作を行うクリエイター集団「クリエーターズ・モイ」を結成。ファッション誌「KERA」に『ノケモノと花嫁』を連載。キャラクターのファッションを映画 『下妻物語』のBABY, THE STARS SHINE BRIGHTとコラボレートする。
2007年 - フジテレビのノイタミナ枠にて放映された『のだめカンタービレ』のOP映像の演出を手がけたのを皮切りに、いくつかの作品の絵コンテやOP演出にも参加[3]。文化庁メディア芸術祭において2009年まで審査委員を務める。
2011年 - テレビアニメ『輪るピングドラム』の監督を務める。原作・原案は「イクニチャウダー」名義[7]。監督作品としては、『少女革命ウテナ』劇場版以来、12年ぶり[3]。
2015年 - テレビアニメ『ユリ熊嵐』の監督を務める。原作・原案は「イクニゴマモナカ」(漫画は「イクニゴマキナコ」)名義[7]。
2019年 - テレビアニメ『さらざんまい』の監督を務める。原作・原案は「イクニラッパー」名義[7]。
人物
エヴァンゲリオンシリーズの監督・庵野秀明や『機動戦艦ナデシコ』の監督・佐藤竜雄らと並び、1990年代の日本を代表するアニメーション監督の一人[8]。代表作としては『美少女戦士セーラームーンR』『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』などが挙げられる[8]。
学生時代、テレビ放送されていた『哀しみのベラドンナ』を偶然観て、アニメーションを意識するようになった[9]。従って、アニメーションは元から好きだった[10]。
影響を受けたアニメーション監督として、出崎統や押井守の名を挙げている[8][11]。押井作品で一番好きな作品は、舞台劇の演出を取り入れたコメディでアバンギャルドと娯楽性を両立された『御先祖様万々歳!』とのこと[12]。
幾原から影響を受けたアニメ監督も細田守[13]、五十嵐卓哉、長濱博史[14]など数多く、脚本家の榎戸洋司[注 3]や大河内一楼[注 4]などのように、幾原自身によってその才能を見出された者も少なくない[3]。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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