若い頃は『太陽にほえろ!』や『Gメン'75』などの刑事ドラマでの悪役での出演が多かった[16]が、年齢とともに肉が落ち、目尻が下がってきたことで刑事役が増えてきたという[16]。
現芸名にしたのは占い師から「『征』では運気が悪いから『成』にしなさい」と指摘されたから。「名前が『平らな泉に成る』になって、穏やかな人間になるという意味かな」と思い直して改名したが、1989年1月7日の昭和天皇崩御に伴い、昭和に代わる元号の「平成」が発表され、「平泉成、略して平成」とのこじつけから一躍時の人となり、取材陣に取り囲まれた[17]。
『はみだし刑事情熱系』シリーズには長くレギュラー出演していたが、それでも一般の人からは「はぐれ刑事」と呼ばれることがあったという[16]。
ハスキーな声質と人間味ある演技でものまねの対象となっている(木村拓哉、福山雅治、ホリ、末吉くんなど)。
遊川和彦作品に複数回起用されている。
長男は元俳優の平泉陽太。長女の平泉季里子はテレビ朝日でドラマ等の宣伝・編成を担当している[11][注釈 2]。
出演
映画
平泉征七郎名義
青いくちづけ(1965年、大映)
新鞍馬天狗(1965年、大映)
悪名無敵(1965年、大映)
若親分喧嘩状(1966年、大映)
平泉征名義
酔いどれ博士(1966年、大映) - トラ松 役
兵隊やくざ大脱走(1966年、大映) - 清島見習士官 役
大殺陣 雄呂血(1966年、大映) - 片桐万之助 役
大魔神怒る(1966年、大映) - 田部隼人 役
眠狂四郎無頼控 魔性の肌(1967年、大映) - 権藤巳之助 役
若親分を消せ(1967年、大映)
若親分兇状旅(1967年、大映) - 北川明 役
闇を裂く一発(1968年、大映)
妖怪百物語(1968年、大映) - 太吉 役
女賭博師絶縁状(1968年、大映) - 大滝弘 役
蛇娘と白髪魔(1968年、大映)林達也 役
あゝ海軍(1969年、大映) - 森下 役
あゝ陸軍隼戦闘隊(1969年、大映) - 木原少尉 役
ヤングパワー・シリーズ 新宿番外地(1969年、大映) - 辰三 役
ヤングパワー・シリーズ 大学番外地(1969年、大映) - 全浪共リーダー 役
女賭博師十番勝負(1969年、大映) - 五郎 役
ある女子高校医の記録 続・妊娠(1969年、大映) - 岩田辰夫 役
いそぎんちゃく(1969年、大映) - 室井 役
続・いそぎんちゃく(1970年、大映) - 三木俊作 役
裸でだっこ(1970年、ダイニチ映配) - 高木 役
女秘密調査員 唇に賭けろ(1970年、ダイニチ映配) - 麻生所員 役
女組長(1970年、大映) - 清吉 役
やくざ絶唱(1970年、ダイニチ映配) - 久井 役
でんきくらげ(1970年、大映) - 石川 役
しびれくらげ(1970年、大映) - サブ 役
ガメラ対大魔獣ジャイガー(1970年、大映) - 警備員 役
遊び(1971年、大映) - 兄貴の子分 役
書を捨てよ町へ出よう(1971年、ATG) - 近江 役
すっぽん女番長(1971年、ダイニチ映配) - 健 役
暴力街(1974年、東映)
竜馬暗殺(1974年、ATG) - 密偵・梅 役
あさき夢みし(1974年、ATG) - 武士 役
大空のサムライ(1976年、東宝) - 中川一飛曹 役[18]
ナオミ(1980年、東映) - 長谷 役
オン・ザ・ロード(1982年、松竹) - 山田課長 役
想い出のアン(1984年、共同映画) - 富田刑事 役
おしん(1984年、サンリオ映画) - 軍次 役(声の出演)
平泉成名義
花と蛇 地獄篇(1985年、日活) - 津山淳 役
オーガズム 真理子(1985年、日活) - 田名部遥 役
幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬(1986年、東宝) - 細川重臣 役
熱海殺人事件(1986年、ジョイパックフィルム) - 看守 役
国士無双(1986年、サンレニティ)