平沼赳夫
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また、河村建夫野田聖子なども同日に、平沼の復党要請書を谷垣禎一幹事長に提出した[25]。10月2日、自民党党紀委員会は園田も含めて復党を承認し、正式に自民党へ復党した[26]

2017年9月22日、自身の高齢と脳梗塞での後遺症を理由に第48回衆議院議員総選挙に立候補せず、政界を引退する決意を固めたことが報道によって明らかとなった。自身の後継候補として、次男の平沼正二郎を擁立する方針であることも明らかとなった[27]。10月6日、自民党は岡山3区での公認候補擁立を見送り、阿部俊子と平沼正二郎をいずれも無所属で出馬させ、当選した方を追加公認することを決定した。党岡山3区支部長の阿部は推薦にとどめた[28][29]。10月22日に行われた第48回衆議院議員総選挙で次男の正二郎は阿部に敗れ落選した[30]2021年10月31日に実施された第49回衆議院議員総選挙にも無所属で出馬し、前回敗れた阿部に13,000票あまりの差を付けて初当選した(阿部は今回自民党公認候補であったため比例復活した)。
政策

憲法改正」という言葉は使わず、必ず「自主憲法制定」という言葉を用いている[31]

慰安婦問題については、「旧日本軍が慰安婦に対して性的搾取および強制的に動員した」という「性奴隷説」を「全くの事実無根」と否定、2007年6月14日のワシントンポストへの全面広告にも賛同者として名を連ねた。アメリカ合衆国下院121号決議可決後に記者会見を行い、改めて日米同盟の重要性と慰安婦問題に対する自己の主張を述べた。菅談話については、元首相の安倍晋三らと共に「断固反対」を表明し[32]、談話発表後は「(談話が出されたことについて)甚だ遺憾である」と抗議した[33][34]。ただし、村山内閣閣僚として村山談話に署名した(内閣法第1条第2項)。

経済政策

TPPに対して、「個人的には反対」参加すべきではないという立場を示した[35]

経済政策保守中道的傾向が強く、新自由主義新保守主義経済政策には反対している。そのため、同じ次世代の党に所属する山田宏桜内文城などとは経済政策の方向性が異なっている(山田や桜内は小さな政府を目指すべきとしている[36][37])。小渕恵三内閣時代(2000年(平成12年)3月)にアメリカの企業再生ファンド・リップルウッド日本長期信用銀行が売却された経緯や、小泉政権下でおこなわれた郵政民営化建築基準法改正、司法制度改革について、「アメリカからの年次改革要望書に沿ったもの」と主張している[38][39]。ただし、同じ志帥会に所属する松岡利勝について、郵政民営化への是非を巡り対応が分かれたものの、晩年に農業自由化推進論者へ転じた松岡の姿勢を高く評価した[40]

外国人参政権・人権擁護法案・外国人住民基本法案

外国人地方参政権に反対。「永住外国人地方参政権付与は憲法違反」との認識を示している[41]。2010年(平成22年)4月17日には、東京・日本武道館で開かれた永住外国人への地方選挙権付与に反対する国民集会に参加した[22]

人権擁護法案(人権侵害救済法案)に反対。反対理由は、人権侵害の定義が曖昧、拡大解釈が可能、人権委員に令状なしで立ち入り捜索や押収などの強力な調査権を与え、強力なメディア規制条項を備えており、治安維持法化する危険性と問題を持っているためで、真の人権擁護を考える懇談会の会長を務める。また、外国人住民基本法案にも逸早く反対の姿勢を示している[42]

選択的夫婦別姓制度

選択的
夫婦別姓制度導入に反対[43][44][45][46][47][48]

発言

「日本国債の格付けは
ボツワナ国債よりも下。ボツワナ国民の半分くらいはエイズ患者。」などと発言[49]

行政刷新会議が実施した事業仕分けを批判し、仕分け人の一人であった民主党参議院議員の蓮舫が次世代スーパーコンピュータ開発費について「世界一にする理由は何か? 2位じゃダメか?」と発言したことについて、「言った本人は元々日本人じゃない」「キャンペーンガールだった女性が帰化して日本の国会議員になって、事業仕分けでそんなことを言っている。そんな政治でいいのか」と発言した[50]。平沼は発言の意図について、「テレビ受けするセンセーショナルな政治は駄目だということ。彼女は日本国籍を取っており人種差別ではない」などと釈明している[51][50]

不祥事

政治家の年金未納問題が注目された際に年金の未納が発覚している[52]

エピソード

2014年の第186回国会において、大臣、副大臣、政務官、補佐官、議長、副議長、委員長のいずれの要職にもついていなかったのみならず、質問、議員立法、質問主意書提出のいずれもなかったことが指摘された
[53][54]

新宗教である生長の家の聖典の一つである、『生命の實相』を愛読書とする[55]。「私は母から薦められた谷口雅春先生の『生命の實相』によって唯物思想から脱却した」などと述べており、生長の家本流運動諸派の一つ『谷口雅春先生を学ぶ会』[56]の支持を受けた。

皇位継承問題では女系天皇を容認する皇室典範改正に反対していて、日本会議国会議員懇談会会長として反対の論陣を張る。同典範改正問題では皇室典範に関する有識者会議皇室の専門家は一人も含まれていないこと、国会での審議時間が実質2日程度であること、また同有識者会議のメンバーの一人である岩男寿美子ェ仁親王に対し不敬とも受け取れる発言をしたことなどを問題視、激しい批判を加えている。


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