2008年のライブ『PHONON2551』からはミュージカル・テスラコイル「The Musical Tesla Coil Zeusaphone Z-60」[227] を導入し、2009年のインタラクティブ・ライブ『点呼する惑星』からは発光ダイオードの光を遮ることでMIDIを操作するレーザーハープを使用している[228]。レーザーハープは長年赤外線センサーの横形を使用していたが、2021年のライブ『24曼荼羅』からは最新鋭の認識センサー導入し鳥居形に改造した[229][230][231]。
2017年のライブ『第9曼荼羅』以降は、Novation社製MIDIコントローラのLaunchpadを用いたパフォーマンスを、サポートメンバーの会人に行わせている[232]。
また、ヤマハ・Miburiの使用者でもあった[233]。このMiburiは専用トリガーが専用着衣の中に内蔵されており、それを着た人間の動きによってシンセサイザーが演奏できると言うシステムである[234]。1995年に行われたライブ『INTERACTIVE LIVE SHOW 1995「SIM CITY」』、『ENDING ERROR』や2001年に行われたライブ『LIVE SOLAR RAY』でMiburiの演奏をしており、同名のライブDVDで演奏している姿が確認できる[235]。 P-MODEL時代から自宅録音で製作された作品が多数あり、『賢者のプロペラ』以降のアルバムについては全て自宅スタジオのstudio WIRESELFで録音されている[236]。 1987年にはCG制作のために導入したAmiga[237] での楽曲制作を開始。1990年代初頭から『白虎野』まではAmiga用ソフトの「Bars'n Pipes」などで制作した音源をレコーディングなどにも流用し[22][190][238]、2003年までのインタラクティブ・ライブは映像オペレーティングもAmigaで駆動されていた[239]。また、この縁から2005年発表の「AmigaOS 4.0」で起動音を手掛けている[190]。なお、Amigaは「今やAmigaを維持するのはクラシックカーを維持するようなもので、コストがかかる」として、現在は全てMicrosoft Windows環境に移行している[22]。 2003年の『BLUE LIMBO』以降導入したケークウォークのDAW「SONAR」を中心に[22]、フリーソフトウェア・シンセサイザー「Synth1」や[22]、EASTWEST製「Hollywood Strings」が主な音源となる[116][190]。2017年、Cakewalk製品の生産終了を機に使用DAWをSONARからStudio Oneに乗り換えた。 また、音声合成を80年代末より活用し、当初はAmiga内蔵の音声合成機能「Sayプログラム」を自身の楽曲やライブ演出で使用していた[240]。P-MODELの楽曲「WIRE SELF」「ERROR OF UNIVERSE」、平沢の楽曲「QUIT」「UNDOをどうぞ」などで確認する事ができる[241]。 アルバム『パプリカ オリジナルサウンドトラック』収録曲である「白虎野の娘」と、アルバム『白虎野』収録曲である「確率の丘」には「アマチュアでも使っているごく普通の廉価なヴォーカルエンジン」を使用していることを公式サイトで明らかにし、具体的にはLOLAであると明らかにした[242]。また、平沢はこのヴォーカルエンジンを「お姉さん」と呼んでいるという噂があったが、これも同誌の中で本人が否定した。ただし、平沢はヴォーカルエンジンのことを「お姉さんは磨けばプロになる。」と表現している[243]。 マンドレイク時代にCM音楽や放送劇等の効果音制作を行う会社に務めていた平沢は、[244]会社が所有していたMoogの「Mini Moog」やArpの「Arp Odyssey」「Arp 2600」を使用し作曲していた。[245] 初期のP-MODEL時代には「KORG 800DV」のピンク・ノイズとリングモジュレーターを活用し「ミュージカル・ホッチキス」を開発した。[246] 「美術館で会った人だろ」や「MOMO色トリック」の間奏で使用された。また、「KORG TRITON」「KORG 800DV」「Roland SH-3」を名器・革新的と評価している。 [247] ソロ活動初期は「KORG M1」を中心に使用していた。90年代のP-MODELやソロ活動において、DAWに完全移行するまでアナログ・シンセサイザーがレコーディングで使用されており、1999年当時は「Roland JD800」や「E-MU Proteus」などを使用していた[248]。 以後のレコーディングではフリーソフトシンセである「Synth1」を使用していた。 2021年にはErica Synths P-MODEL又は核P-MODEL名義での公演については「P-MODEL#ライブ・ツアー」を参照。 年形態タイトル会場サポートメンバー 7月4日 DRUM Be-1 7月30日 人間大地・めざめの里秋元一秀:Ba 9月3日 渋谷CLUB QUATTRO
レコーディング機材
シンセサイザー
ディスコグラフィー
ソロ作品については「平沢進の作品」を参照
P-MODEL/核P-MODELでの作品については「P-MODEL/核P-MODELの作品」を参照
MANDRAKEでの作品については「MANDRAKE#作品」を参照
旬での作品については「旬#作品」を参照
コラボレーションによる作品については「平沢進の作品#その他アルバム」のコラボレーションアルバムを参照
ミュージック・ビデオ
世界タービン(1990年)
LOVE SONG(1993年)
Siren *セイレーン* (1996年)
BERSERK -Forces-(1997年)
TOWN-0 PHASE-5(1998年)
賢者のプロペラ-I(2000年)
ロタティオン(LOTUS-2)(2001年)
RIDE THE BLUE LIMBO(2003年)
白虎野の娘(2007年)
TIMELINEの終わり(2022年)[250]
BEACON(2022年)[251]
参加作品「平沢進の作品#参加・提供曲」、「平沢進の作品#プロデュース」、および「平沢進の作品#CM制作」を参照
著書
P-MODEL結成20周年プロジェクト 音楽産業廃棄物(1999年)
SP-2(2008年)
来なかった近未来(2012年)
公演
ライブ・コンサートツアー
1989年コンサートツアー第1回"時空の水"ツアー全5公演
7月5日 WOODY STREET
7月7日 OSAKA MUSE
7月8日 E.L.L.
7月14日 渋谷CLUB QUATTROことぶき光:Key
友田真吾:Dr
高橋BOB:Ba
秋元一秀:Com
単発コンサート人間大地・めざめの里 Festival '89全1公演
コンサートツアー第2回"時空の水"ツアー全7公演
9月8日 寺田倉庫 F号
9月19日 DRUM Be-1
9月20日 WOODY STREET
9月22日 OSAKA MUSE
9月24日 名古屋CLUB QUATTRO
9月28日 インクスティック芝浦ファクトリーことぶき光:Key