平曲
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注釈^ 平曲をはじめとする物語琵琶のなかに『浄瑠璃姫物語』と称する演目を手がける一派があり、かれらのレパートリーの総称として後世「浄瑠璃」の呼称がうまれている。吉川(1990)p.43
^歌いもの」は、旋律やリズムなど、その音楽的要素が重視される楽曲であるのに対し、「語りもの」は詞章が何らかの物語性をもつ楽曲であり、語られる内容表現に重点が置かれる音楽である。薦田(1990)p.116。また、吉川英史によれば、「語る」ことは、事件や事象を聴く人にわかるように伝達することを目的とし、そこに説得力が必要であるのに対し、「歌う」ことは感情を表現することを主目的であるとしている。吉川(1990)p.38-40
^ 卜部兼好随筆徒然草』226段によれば後鳥羽天皇の時代、遁世して天台座主慈円のもとにいた信濃前司行長が『平家物語』を著し、それを盲僧生仏に語らせたという。
^ 平曲の発生として、芸能史の立場から東大寺大仏殿開眼供養の盲目僧までさかのぼると説かれることもあるが、平曲の音階・譜割の検討から、天台宗大原流の声明の影響下に発生したと考える説が有力である。

参照^ 吉川(1990)pp.37-38
^ 吉川(1990)p.42
^ a b c 国指定文化財等データベース(文化庁)
^ a b c d e 薦田(1990)p.116
^ 館山漸之進コトバンク
^ a b c d e f 薦田(1990)p.117

参考文献

吉川英史「語りもの」山川直治編集『日本音楽の流れ』音楽之友社、1990年7月。ISBN 4-276-13439-0

吉川英史「日本音楽の歴史」昭和40年6月。

薦田治子「平曲の旋律-〈卒塔婆流〉」山川直治編集『日本音楽の流れ』音楽之友社、1990年7月。

金田一春彦「平曲考」三省堂、1997年5月。

金田一春彦「平家正節」金田一春彦編著 三省堂、1998年7月。

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