日本産業規格では「常温」を20℃±15℃(5?35℃)の範囲として規定する(JIS Z 8703[4])。日本産業規格は常温とは別に、試験目的に応じて標準状態における温度として20℃、23℃、25℃の3つの具体的な温度を定めている[2]。同様に湿度に対しては相対湿度45?85%の範囲を常湿(じょうしつ)と言う。
ワインの「常温」はヨーロッパが基準となっており15?18℃とされる[5]。常温保存の食品では「冬季25℃、夏季30℃を常温として賞味期限あるいは消費期限を設定しています」など、個別に表記している場合もある。 日本薬局方の通則では、医薬品などに関する常温は15?25℃としている[6]。日本薬局方は常温とは別に、標準温度(標準状態における温度)を20℃と定め[7]、室温を1?30℃としている[2]。
医薬品の保存
脚注[脚注の使い方]^ 三省堂『大辞林 第三版』、岩波書店『広辞苑 第六版』
^ a b c d e “試薬や試料の常温(室温)解凍で本製品をお役立て頂くための基礎データ
^ Carreiro & Koske(1992)Mycologia 84(6) pp.886-900
^ JIS Z 8703(日本産業標準調査会、経済産業省)
^ “ワイン講座