空港ターミナルビルは滑走路西側に1棟設置されている。
黒川紀章が設計した同ビルは、十勝平野の田園風景にマッチした色調に飛行機の翼をイメージした外観を成している。また、ビル正面にはビルとイメージを合わせたサイロ型の時計塔が設置されている。同ビルは十勝管内の全市町村と航空会社および企業・金融機関を株主[37]とする第三セクター「帯広空港ターミナルビル株式会社」によって運営されていたが、2021年10月付で北海道エアポートに吸収合併された。
建屋は地上3階・地下1階建てであり、このうち地上1階から3階が旅客エリアとなっている。また、無料の駐車場は約660台が確保されている。なお、空港施設や駐車場の管理(緊急業務を含む)は、帯広空港ターミナルビル株式会社・株式会社セノン・帯広通商株式会社共同企業体が運営者(帯広市)から受託している[38]。
2006年12月6日、『報道ステーション』(テレビ朝日)でばんえい競馬存続問題が特集された際に制作されたばんえい馬のオブジェが、放送終了後に寄贈された。
2017年3月より、従来のターミナルビルの北側に国際線に対応した増築部分を供用開始した[30][31]。外観は十勝平野を流れる川をイメージし、国内空港では珍しく国内線と国際線を併用出来る構造となっている[30]。国際線の使用時に増設部分は可動式の壁で仕切り、国内線と国際線の完全分離が可能となった[30]。2018年3月には搭乗橋を1基増設し3基体制となった[30]。
2020年より民営化運営を担う北海道エアポートは十勝・道東方面への送客を担う「地域ゲートウェイ」型空港として、「アグリフードガーデン」をコンセプトにターミナル改装・立体駐車場や歩道ルーフの設置・平面駐車場拡張・ビジネスジェット施設の整備等を計画している[39]。 到着ターミナル1階に送迎受付カウンターがあり、空港駐車場外側に営業所がある。店名はいずれも「帯広空港」である。
旅客ターミナル館内施設
1階 - 航空会社カウンター、到着ロビー、レンタカー会社カウンター
2階 - 出発ロビー、搭乗待合室、売店、飲食店、レストラン・カフェ
3階 - 送迎デッキ(無料)、会議室
1階 航空会社カウンター
2階 出発口
空港駐車場からの眺め
レンタカー
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