帝国議会における皇帝の権限は著しく弱く、一方で200年間帝位を独占したオーストリア大公爵(ハプスブルク家)は皇帝の職責を本領の収入だけでまかなえる大諸侯であった。ハプスブルク家は金印勅書によって領邦国家と化した神聖ローマ帝国を再統合し、皇帝権の再度の確立に向けて奔走することになる。 特記ない限り、菊池良生『神聖ローマ帝国』(「第八章 カール五世と幻のハプスブルク世界帝国」「帝国議会と領邦議会」)を参照。
出典^ プーフェンドルフ『ドイツ帝国憲法』
参考文献
菊池良生『神聖ローマ帝国』(講談社現代新書)ISBN 978-4061496736
関連項目
帝国議会 (曖昧さ回避)
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