市町村章
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古代から人物に関連する血統・身分・産業・歴史・文化、自然に関連する地理などを象徴的に表現するために分かりやすく文字で説明する代わりとして用いられている。メリットとしては特定の市町村を理解するうえで紋章で多くの情報を読み取ることが出来、感情の中で美的な欲求を満たすことが出来る。縄文時代の日常生活に使われていた縄文土器は美多岐な欲求を満たすことの中に入っており、現代の紋章作りのきっかけとなっている[1][2][3][5]

なお、平成の大合併以前に制定された市町村章にも多色使いのものはある(例:1954年6月15日制定の富山県滑川市、1960年1月1日制定の京都府京都市、1989年4月11日制定の茨城県つくば市など)。中華人民共和国では漢字ヨーロッパではアルファベットのみの簡易的なものだが、それらと比較すると日本の市町村章は個性が強い[1][2][3][4][6]
由来

平成の大合併以前に制定されてきた紋章は自治体の読みから平仮名片仮名漢字日本語が大半であり、日本の市町村章では自治体の頭文字が多い[1][2][3]。例えば、赤穂市は頭文字「」をデフォルメしたデザインで色も「赤」く、また福岡県福岡市のように「フ9おか」のダジャレで作成した自治体がある[16][4][6]

赤穂市章

福岡市章

昭島市章。黒字の「昭」と白字の4個の「マ」で「昭4マ」[17]

室蘭市章。6個の「ロ」に蘭の図案で「6ロ蘭」[18]

久留米市章。9個の「ル」に米印で「9ル米」[19]

伊東市章。10個の「い」で「い10」[20]

以下は、旧領主が使用した紋章に由来する市章である。

鹿児島市章。島津氏の家紋(丸に十の字)と「市」の文字とを表したもの[21]

太田市章。新田氏の旗印をベースに「おおた」の文字を入れた[22]

前橋市章。越前松平氏馬印「輪貫」から採った[23]

デザインの一例

種類紋章発案された自治体名発案の原因
家紋新潟県新発田市溝口氏家紋
静岡県富士市富士山
湖沼滋賀県長浜市琵琶湖
野菜群馬県吾妻郡嬬恋村キャベツ
静岡県静岡市駿河湾
果物青森県北津軽郡板柳町リンゴ
花卉東京都豊島区キク
交通滋賀県栗東市名神高速道路栗東インターチェンジ


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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