市民たち=市民党
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2015年3月22日には年末の総選挙の前哨戦と位置づけられたアンダルシア州議会議員選挙が行われ、9議席を獲得したシウダダノスは社会労働党などに次ぐ第4党となった[13]。9月27日には2015年カタルーニャ自治州議会選挙が行われ、イネス・アリマーダスが筆頭候補を務めたシウダダノスは[34]16議席増の25議席を獲得して第2党となった。

2015年12月20日の2015年スペイン議会総選挙では約350万票を得て40議席を獲得し、国民党、社会労働党、ポデモスに次ぐ第4党となった。この総選挙では過半数の議席を得た政党がおらず、リベラは国民党と社会労働党のいずれも支持しないとしたものの、首相指名選挙では棄権することも厭わない(国民党政権を積極的に賛成することはないが、棄権することで結果的に国民党の政権成立を許す)と述べた[35]。結果的に国民党も社会労働党も期限までの組閣に失敗したため、2016年6月26日には再選挙(2016年スペイン議会総選挙)が行われ、シウダダノスは8議席減の32議席に終わった。2019年4月28日の総選挙では57議席と第3党に返り咲いたが[36]、連立工作の不調を受けて同年11月10日に行われた再選挙では10議席と第6党に沈んだ[37]。翌日、選挙での大敗の責任をとる形でリベラは党首を辞任し、アリマーダスが後継に選出された[38]

2021年3月にムルシア州で党員の造反が発生し、これによって多くの古参議員が離党するに至った[39][40]。また2021年マドリード自治州議会選挙では保有していた全議席を失い[41]、本拠といえるカタルーニャ州においても州議会選挙で36議席から6議席へ大幅な後退を示し[42][43]、自治州議会の第1党から第7党へと転落した。このように地方選挙で低迷する党勢を受け、2022年6月22日にアリマーダス党首は党組織の改革を呼びかけた。その中には総会による新指導部の選出も含まれており、2023年1月11日から15日にかけて開催された総会では、アリマーダスが支援するパトリシア・ガスプ(英語版)とアドリアン・バスケス・ラサラ(英語版)のペアが党首選に勝利した[44]
政策2006年のカタルーニャ州議会議員選挙における地域別得票率

シウダダノスは経済政策と社会問題の双方でリベラルな政党であるとされているが、その政治的言説は中道である[45]。シウダダノスは頻繁に単一争点政党(英語版)と批判されているが、メンバーはこのレッテルを拒否している。2006年から2012年の期間、前回選挙で中道右派政党に投票したシウダダノスへの投票者数は、前回選挙で中道左派政党に投票した投票者数と同等だった。このことは、一般的な経済・社会問題での政党の立ち位置が投票の主要因でないことを示唆している[46]

シウダダノスは「(国家サンディカリスム)のイネストリーリャス(スペイン語版)氏が擁護するスペイン・ナショナリズムを含めて」いかなる種類のナショナリズムをも批判している[47]。シウダダノスが提起した主要な議題の一つに、州行政機関での唯一の作業言語としてカタルーニャ語の使用を奨励するカタルーニャ州の言語政策がある[48][49]。シウダダノスはこの方針に疑問を呈し、スペイン語とカタルーニャ語の平等な待遇を支持している[49]。また、すべての公教育がカタルーニャ語で行われるという、カタルーニャ州の学校教育制度における言語政策に反対している。シウダダノスはまた、スペインの中央機関の権限強化と、地域行政機関の権限削減を支持している[50]

その他には、スペインの選挙方式の徹底的な改革、スペイン1978年憲法の特に地域組織部分の改正、バスク地方の財政的特権の完全撤廃などを主張している[50]。また、売春マリファナ安楽死の法的許可を支持している。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの経済学教授であるルイス・ガリカーノ(英語版)を政策アドバイザーに起用している[16]

シウダダノスの公的な立ち位置について、批評家はイデオロギー的に類似した連合・進歩・民主主義(UPyD)の第五列のようであるとしている[51]。シウダダノスの設立に参加した何人かの知識人は、後にシウダダノスへの支持を撤回した。例えば2007年、アルベール・ボアデーリャ(英語版)は元スペイン社会労働党ロサ・ディエスとともに連合・進歩・民主主義の発起人のひとりとなった。

2014年までは、シウダダノスの支持者の大部分がバルセロナ大都市圏の在住者だった。2010年の地域選挙で4%以上の得票を得たクマルカ(郡)は、バルサルネス、バッジ・リュブラガート(英語版)、バリェス・ウクシダンタル、タラグネス(英語版)の4郡だけだった。ジローナ県では1.69%、リェイダ県では1.79%にとどまり、阻止条項(足切り条項)の3%を超える得票率を得たのはバルセロナ県だけだった。2014年まで政治的影響力は地域的なレベルにとどまっており、2014年秋頃の全国支持率は3%程度に過ぎなかったが、2014年冬から2015年前半に急激に支持率を伸ばし、3月初頭にエル・パイス紙が行った世論調査では12.2%の全国支持率を[15]、同時期にラジオ局のカデーナ・セールが行った世論調査では13%の全国支持率を得た[12]
論争

極右運動家のシャビエル・カザルス(英語版)などのカタルーニャ民族主義者からは、シウダダノスは大衆主義的綱領を持つ政党であると認識されている[52][53]進歩主義をイデオロギーの核に据える努力を行っているが、選挙運動ビデオには知名度のある右派の知識人、ジャーナリスト、テレビ出演者などを登場させている[54]。2006年、エル・ペリオディコ・デ・カタルーニャは、リベラが2002年から2006年まで中道右派国民党(PP)の党員だったことを明らかにし、離党したのがシウダダノスからカタルーニャ州議会選挙に立候補するわずか3か月前だったことも記した[55]。しかし、リベラは国民党の正式な党員だったことを否定し、青年組織の活動の一部に参加していたことだけを認めた。

シウダダノスの主要な会合はしばしばカタルーニャ独立主義者に妨害されている[56]。2007年9月、党首のアルベール・リベラは、政治界から引退することを促す死の脅迫を匿名の人物から受けたと主張した[57][58][59][60]

シウダダノスは公共テレビで見解を述べる時間が少なすぎるとして頻繁に不満を述べている[61]


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