市民たち=市民党
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選挙運動の際には公衆の目を引き付けるために、党首のリベラ(当時26歳)が股間を両手で隠した全裸の状態で選挙ポスターに登場したが[20][21]、男前でセクシーな裸体の写真をばらまく宣伝手法に不快感を示す有権者もいた[22][注 1]

2007年5月27日の地方自治体選挙では、カタルーニャ州の4県以外にバレンシア州アリカンテ県カスティーリャ・イ・レオン州サラマンカ県でも候補者を出した。カタルーニャ州内の自治体で獲得した議席数は予想を下回る13議席にとどまり、他州では議席を獲得できなかった。6月30日と7月1日には第2回党大会を開催した。2008年3月9日のスペイン議会総選挙では連合・進歩・民主主義(UPyD)に対して選挙協力を申し出たが、連合・進歩・民主主義はシウダダノスの申し出を拒否した[25]。全体得票数の0.2%となる46,313票を獲得したが、スペイン国会下院で議席を確保することはできなかった。

2009年5月、シウダダノスは1か月後の欧州議会選挙でデクラン・ガンリー(英語版)の政党リベルタス(英語版)と選挙連合を組むことを発表した。シウダダノスのメンバーによれば、この選挙協定前の交渉はリベラ自身が直々に内密に行ったという。リベラ以外の欧州議会議員2人と党の重要な役職はリベラの指導力の及ばない位置にある[26]国家主義者超国家主義者によって設立された汎ヨーロッパ的な組織との選挙協力は懸念を巻き起こした[27][28][29]。6月7日の欧州議会議員選挙では0.1%となる22,903票を獲得したが、議席を獲得することはできなかった。

2010年11月28日のカタルーニャ州議会選挙(英語版)では3.4%の得票を獲得し、前回と同じく3議席を得た。カタルーニャ独立主義者の増加の結果として、その反対者であるシウダダノスも成長を続けている。2012年11月25日のカタルーニャ州議会選挙(英語版)では、得票率を2年前の2倍以上の7.6%に増やして9議席を得たが、このうち8議席はバルセロナ県選挙区で得たものだった。集中と統一(CiU)、カタルーニャ社会主義者党(英語版)(PSC)、カタルーニャ共和主義左翼(ERC)、カタルーニャ国民党(英語版)(PPC)、カタルーニャ緑のイニシアティヴ(英語版)-カタルーニャ統一左翼・アルテルナティーバ(英語版)(ICV-EUiA)に次ぐ第6党となった。
全国政党化2015年カタルーニャ州議選で筆頭候補となったアリマーダス

2013年10月、シウダダノスはマドリードのゴヤ劇場で「ゴヤの誓い」と呼ばれる声明を行い、カタルーニャ州以外の地方でも活動を開始した。2014年1月、カタルーニャ最高裁判所(スペイン語版)(TSJC)は、シウダダノスのカタルーニャ州議会議員であるジョルディ・カーニャス(スペイン語版)を429,203ユーロの詐欺行為の疑いで調査した[30]。これによってカーニャスは党のスポークスマンとしての地位を放棄し[31]、正式に起訴された場合には州議会議員の座を辞任すると発表した[32]。2014年5月25日の欧州議会議員選挙では3.16%となる495,114票を得て、2議席を獲得した[33]。ハビエル・ナルト(スペイン語版)が筆頭候補者であり、シウダダノスは欧州議会欧州自由民主同盟(ALDE)に属している。

Twitterによる政治活動力を図るウェブサイトのT-craciaによると、2014年5月からは常にポデモスがフォロワー数の増加数でトップに立っていたが、2015年2月にはシウダダノスの増加数がポデモスを上回ってトップに立った[15]。2015年3月初頭時点で、シウダダノスはTwitterで123,000人のフォロワーを持ち、Facebookで140,000人のフォロワーを持つ[15]。2015年3月22日には年末の総選挙の前哨戦と位置づけられたアンダルシア州議会議員選挙が行われ、9議席を獲得したシウダダノスは社会労働党などに次ぐ第4党となった[13]。9月27日には2015年カタルーニャ自治州議会選挙が行われ、イネス・アリマーダスが筆頭候補を務めたシウダダノスは[34]16議席増の25議席を獲得して第2党となった。

2015年12月20日の2015年スペイン議会総選挙では約350万票を得て40議席を獲得し、国民党、社会労働党、ポデモスに次ぐ第4党となった。この総選挙では過半数の議席を得た政党がおらず、リベラは国民党と社会労働党のいずれも支持しないとしたものの、首相指名選挙では棄権することも厭わない(国民党政権を積極的に賛成することはないが、棄権することで結果的に国民党の政権成立を許す)と述べた[35]。結果的に国民党も社会労働党も期限までの組閣に失敗したため、2016年6月26日には再選挙(2016年スペイン議会総選挙)が行われ、シウダダノスは8議席減の32議席に終わった。2019年4月28日の総選挙では57議席と第3党に返り咲いたが[36]、連立工作の不調を受けて同年11月10日に行われた再選挙では10議席と第6党に沈んだ[37]。翌日、選挙での大敗の責任をとる形でリベラは党首を辞任し、アリマーダスが後継に選出された[38]

2021年3月にムルシア州で党員の造反が発生し、これによって多くの古参議員が離党するに至った[39][40]。また2021年マドリード自治州議会選挙では保有していた全議席を失い[41]、本拠といえるカタルーニャ州においても州議会選挙で36議席から6議席へ大幅な後退を示し[42][43]、自治州議会の第1党から第7党へと転落した。このように地方選挙で低迷する党勢を受け、2022年6月22日にアリマーダス党首は党組織の改革を呼びかけた。その中には総会による新指導部の選出も含まれており、2023年1月11日から15日にかけて開催された総会では、アリマーダスが支援するパトリシア・ガスプ(英語版)とアドリアン・バスケス・ラサラ(英語版)のペアが党首選に勝利した[44]
政策2006年のカタルーニャ州議会議員選挙における地域別得票率

シウダダノスは経済政策と社会問題の双方でリベラルな政党であるとされているが、その政治的言説は中道である[45]。シウダダノスは頻繁に単一争点政党(英語版)と批判されているが、メンバーはこのレッテルを拒否している。2006年から2012年の期間、前回選挙で中道右派政党に投票したシウダダノスへの投票者数は、前回選挙で中道左派政党に投票した投票者数と同等だった。このことは、一般的な経済・社会問題での政党の立ち位置が投票の主要因でないことを示唆している[46]

シウダダノスは「(国家サンディカリスム)のイネストリーリャス(スペイン語版)氏が擁護するスペイン・ナショナリズムを含めて」いかなる種類のナショナリズムをも批判している[47]。シウダダノスが提起した主要な議題の一つに、州行政機関での唯一の作業言語としてカタルーニャ語の使用を奨励するカタルーニャ州の言語政策がある[48][49]


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