その他には、スペインの選挙方式の徹底的な改革、スペイン1978年憲法の特に地域組織部分の改正、バスク地方の財政的特権の完全撤廃などを主張している[50]。また、売春、マリファナ、安楽死の法的許可を支持している。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの経済学教授であるルイス・ガリカーノ(英語版)を政策アドバイザーに起用している[16]。
シウダダノスの公的な立ち位置について、批評家はイデオロギー的に類似した連合・進歩・民主主義(UPyD)の第五列のようであるとしている[51]。シウダダノスの設立に参加した何人かの知識人は、後にシウダダノスへの支持を撤回した。例えば2007年、アルベール・ボアデーリャ(英語版)は元スペイン社会労働党のロサ・ディエスとともに連合・進歩・民主主義の発起人のひとりとなった。
2014年までは、シウダダノスの支持者の大部分がバルセロナ大都市圏の在住者だった。2010年の地域選挙で4%以上の得票を得たクマルカ(郡)は、バルサルネス、バッジ・リュブラガート(英語版)、バリェス・ウクシダンタル、タラグネス(英語版)の4郡だけだった。ジローナ県では1.69%、リェイダ県では1.79%にとどまり、阻止条項(足切り条項)の3%を超える得票率を得たのはバルセロナ県だけだった。2014年まで政治的影響力は地域的なレベルにとどまっており、2014年秋頃の全国支持率は3%程度に過ぎなかったが、2014年冬から2015年前半に急激に支持率を伸ばし、3月初頭にエル・パイス紙が行った世論調査では12.2%の全国支持率を[15]、同時期にラジオ局のカデーナ・セールが行った世論調査では13%の全国支持率を得た[12]。 極右運動家のシャビエル・カザルス
論争
シウダダノスの主要な会合はしばしばカタルーニャ独立主義者に妨害されている[56]。2007年9月、党首のアルベール・リベラは、政治界から引退することを促す死の脅迫を匿名の人物から受けたと主張した[57][58][59][60]。
シウダダノスは公共テレビで見解を述べる時間が少なすぎるとして頻繁に不満を述べている[61]。また、カタルーニャ州に拠点を置くスペイン語新聞のラ・バングアルディア紙やエル・ペリオディコ・デ・カタルーニャ紙などのカタルーニャ・メディアを同様の理由で批判している。一方でシウダダノスの反対者や評論家は、マドリードに拠点を置くリベルタ・デジタル(英語版)、エル・ムンド紙、テレマドリード(英語版)、ABC紙などの全国メディアによる、政党の議席数に対して不釣り合いに高い露出度を指摘している。 スペイン国会 下院 欧州議会 1リベルタス 地方自治体議会 カタルーニャ州議会 年自治州得票数議席数地位順位備考
選挙結果世論調査による政党支持率の推移(2011年-2015年)
紫色=ポデモス, 青色=国民党, 赤色=社会労働党, 橙色=シウダダノス
スペイン国会
年得票数議席数地位順位党首
2008年46,3130.2%0 / 35013位アルベール・リベラ
2011年参加せず
2015年3,514,52813.9%40 / 350404位アルベール・リベラ
2016年3,141,57013.1%0.832 / 35084位アルベール・リベラ
2019年4月4,155,66515.9%2.857 / 350253位アルベール・リベラ
2019年11月1,650,3186.8%9.110 / 350475位アルベール・リベラ
欧州議会
年得票数議席数順位
2009年22,90310.1%0 / 5411位
2014年497,1463.2%3.12 / 5428位
2019年
地方自治体議会
年得票数議席数順位
2007年67,2980.3%13 / 66,13117位
2011年35,0600.2%0.17 / 68,230623位
2015年1,461,2586.55%6.41,527 / 67,61115216位
カタルーニャ州議会
年得票数議席数地位順位備考
2006年
2010年(英語版)106,1543.4%0.43 / 135±0野党6位
2012年(英語版)275,0077.6%4.29 / 1359野党6位
2015年734,91017.93%10.3625 / 13516野党2位
2017年1,109,73225.35%7.4236 / 13511野党1位
2021年158,3765.58%19.776 / 13530野党7位
他の自治州議会
2015年アンダルシア州議会368,8169.28%9 / 109野党4位