東京に一人で暮らしている女性の「私」のところに、突然弟がやってきて「明日、この街は滅ぶ」と予言めいたことを言い出す。いつもはそんなことを言わない弟を訝しく思いながらも取り合わない「私」だったが、翌日に突然異形の巨人「巨神兵」たちが東京に現れ、街を焼き尽くしていく。 本作品では特撮博物館用に上映する映画という趣旨のためにCGを一切使用しないという制約の下、新旧様々な手法による特撮技術とデジタル合成のみで製作されている[5]。ミニチュアは一部を新造したほか、マーブリング・ファインアーツ・東宝・特撮研究所で保管していたものも総動員された[2]。 また、特撮博物館内では本作品の撮影の様子を収めたメイキング映像『巨神兵が東京に現われるまで』も同時公開された。監督の樋口真嗣によると、元々が博物館内で特撮映像の作り方を紹介するという趣旨だが過去の特撮映画のメイキング映像があまり存在しないために「メイキングを作るための本編を撮った」と語っている[6]。 舞城王太郎による「言語」(劇中テキスト)は、雑誌『文藝』2013年夏季号の「特集:舞城王太郎」に全文掲載された[7]。
キャスト
声:林原めぐみ
TV画面の声:辻岡義堂(日本テレビアナウンサー)
製作
スタッフ
製作:庵野秀明、鈴木敏夫
巨神兵:宮ア駿
言葉:舞城王太郎
脚本:庵野秀明
画コンテ:樋口真嗣
音楽:岩崎太整
プロデューサー:小林毅
製作補:川上量生、橋田真、轟木一騎
監督補・特殊技術統括:尾上克郎
美術監督:三池敏夫
美術:稻付正人
撮影:鈴木啓造、桜井景一
照明:安藤和也
特殊効果・操演:関山和昭
テクニカル プロデューサー:大屋哲男
編集・VFXスーパーバイザー:佐藤敦紀
整音:山田陽
音響効果:野口透
巨神兵操演:村本明久
助監督:中山権正
制作担当:三松貴
劇場版マネージメント:緒方智幸
撮影助手:岡本純平、内田圭、関口洋平
照明助手:関澤陽介、澤村圭佑
美術助手:原島徳寿、高橋一、丹羽麻里奈
美術応援:松浦芳
特殊効果・操演助手:中山亨、寺門勇、和田宏之、黒田政紀
監督助手:上田倫人
美術助手応援:田口清隆、奥山れもん
制作応援:小串遼太郎
プロダクション アシスタント:青木貴之
メイキング:島崎淳、清洲昇吾
劇場版編集:李英美
劇場版編集助手:辻田恵美
巨神兵造型
イメージデザイン:前田真宏
雛形造型:竹谷隆之
メカニカル造型:倉橋正幸、桑島健一
特殊造型:上村邦賢、佃博之、高橋洋史、伊禮博一
造型監修:百武朋
フォーム テクニシャン:並河学
雛形造型補助:小関正明、井田恒之、山口隆、伊澤靖志
造型補助:鬼頭栄作、杉本綾子、高橋友美、各務未紗、内海里佳、杉浦智恵、徳田陽平
雛形造型協力:宮脇修一(海洋堂)
背景
背景美術:島倉二千六、矢萩峰之
ミニチュア
ミニチュア造型:岩崎憲彦、伊原弘、木場太郎、堀礼法
ミニチュア造型助手:佐藤祐一、福島彰夫、石川徹、瘤R弘平、田中孝弘、原島周平、箱崎理恵、羽場しおり、仲田優馬
VFX
イマージュ・モーターライズ
3DCG・コンポジット:福嶋瞬カルロス、川手景太、山本健介
コンポジット:坂崎卓哉、桑原大輔、瀬川信康
コンポジット アシスタント:ツジノミナミ、白尾清学、豊岡由之、上村勇一郎、間瑤子、瀧野薫、庄子雅人、師岡伸一、荒井栞花
マネージメント:富澤睦夫
ピクチャー エレメント
デジタル カラーグレーダー:齊藤精二
本編集・Flameコンポジット:大竹航
D.I.T:渡辺卓人
データ管理:関塚佳央里
制作デスク:加用梨恵
エム・ソフト
RayBrid MatteMaker オペレーター:太田仁美
エンジニア:宗宮優一
コーディネーター:橋本公行
劇中画面作成:目崎利幸
音楽
音楽協力:船山美也子、土屋絢子、佐藤ひろのすけ、吉川昭仁
Studio Dede
レコーディング エンジニア:岡本司
ミキシング エンジニア:法西隆宏
録音
Sound Team Donjuan
スタジオ アシスタント:八巻大樹、松下春香