島根県
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この改称の理由については、「明治維新において松江藩が倒幕に消極的であったため」と伝えられている[1]

尚、松江城下町(現在の松江市)は松江城が立地する島根郡(大橋川以北。橋北)だけでなく、意宇郡(大橋川以南。橋南)にもまたがる。
地理
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国土地理院の全国都道府県市区町村別面積調によると、島根県の面積は6707.81平方キロメートルである[2]。北東方向から西南方向へかけて、細長い形に広がった県である。

国土地理院地理情報 によると島根県の東西南北それぞれの端は以下の位置で、東西の長さは155.45 km、南北の長さは326.52kmである[注釈 2]

北端
北緯37度14分43秒 東経131度52分5秒 / 北緯37.24528度 東経131.86806度 / 37.24528; 131.86806 (島根県最北端)

西端
北緯34度30分15秒 東経131度40分4秒 / 北緯34.50417度 東経131.66778度 / 34.50417; 131.66778 (島根県最西端)←中心点
北緯35度46分26秒 東経132度31分38.5秒 / 北緯35.77389度 東経132.527361度 / 35.77389; 132.527361 (島根県中心点)東端
→北緯36度16分14秒 東経133度23分13秒 / 北緯36.27056度 東経133.38694度 / 36.27056; 133.38694 (島根県最東端)

南端
北緯34度18分9秒 東経131度49分13秒 / 北緯34.30250度 東経131.82028度 / 34.30250; 131.82028 (島根県最南端)重心
北緯35度4分34秒 東経132度33分25秒 / 北緯35.07611度 東経132.55694度 / 35.07611; 132.55694 (島根県重心)

地形

隣接都道府県:
鳥取県 - 広島県 - 山口県

日本海

対馬海流大和堆、北大和堆、隠岐堆


中国山地

出雲地方

山岳:猿政山
吾妻山烏帽子山大万木山京羅木山船通山、琴引山

平野:出雲平野、松江平野、安来平野

湖沼:中海(錦浜)、宍道湖神西湖

河川:神戸川斐伊川、伯太川、飯梨川大橋川意宇川

峠:赤名峠

半島:島根半島八束水臣津野命による国引きでできたという神話がある)

島:大根島江島嫁ヶ島経島(ふみしま)

その他:日御碕地蔵崎(地蔵埼)、稲佐の浜

東部(出雲)地域は経済圏・文化圏が鳥取県西部(西伯耆、特に米子市境港市)に近いため、一緒にして「宍道湖・中海地域」という扱いをされることもある。(例:雲伯雲伯方言など)

石見地方

山岳:
三瓶山、大江高山火山群、恐羅漢山安蔵寺山、春日山、青野山、冠山山地

高原:石見高原、三瓶高原

湖沼:蟠竜湖

河川:高津川益田川周布川江の川匹見川

峠:野坂峠、蕪坂峠

島:高島

その他:石見畳ヶ浦三瓶小豆原埋没林

西部(石見)は経済圏・文化圏が山口県広島県(特に広島市)と近く、交流も深い。

隠岐地方

隠岐諸島(島後島、西ノ島、中ノ島、知夫里島)

竹島大韓民国(韓国)国際法上の根拠の提示なしに不法占拠されており、島根県庁は実態として管轄不可能となっている。)

自然公園

国立公園

大山隠岐国立公園


国定公園

比婆道後帝釈国定公園

西中国山地国定公園


県立自然公園

清水月山県立自然公園

鬼の舌震県立自然公園

宍道湖北山県立自然公園

立久恵峡県立自然公園

竜頭八重滝県立自然公園

江川水系県立自然公園

断魚渓・観音滝県立自然公園

千丈渓県立自然公園

浜田海岸県立自然公園

蟠竜湖県立自然公園

青野山県立自然公園


ラムサール条約登録地域

中海2005年(平成17年)11月8日登録)

宍道湖(2005年(平成17年)11月8日登録)

気候

県内全域が日本海側気候であるが、日本海側気候の地域としては最西南端にあるため比較的温和な気候で沿岸部に豪雪地帯はない。しかし年間を通じて湿度が高く、降雨回数も多い。曇り・雨の日が晴れの日より多い。
東部沿岸部(出雲沿岸部および宍道湖周辺)

松江市出雲市など東部の沿岸部は、西部に比べると冬期の平均気温が低いものの、松江市の1月平均気温は4.3と、京都市太平洋側の大都市である愛知県名古屋市とほとんど同じで、比較的温暖である。出雲市より松江市と東へいくほど雪が多いが、松江市の年降雪量は89cmと、鳥取県の米子市の133cmと比べると少なくなっている。年に1,2回、15 cm - 30cm程度のまとまった積雪があるものの、最低気温が比較的高いこともあり数日で溶けることがほとんどで、根雪となった年は非常に少ない(松江市の根雪は1961年以降で2011年/1984年/1977年/1963年の4回のみ)。しかしながら、大陸に近いために数年に一度の猛烈な寒気団に覆われると、沿岸部でも日中の気温が氷点下真冬日になることもある。夏は熱帯夜も数日あるが、山陽地方の沿岸部と比べると暑さは穏やかである。
西部沿岸部(石見沿岸部)

浜田市大田市益田市江津市など県西部の沿岸部においては冬期の気温は比較的高めで1月の平均気温は約5.0 - 6.0℃と東京都心大阪市とほとんど同じで、温暖である。日本海側気候から九州型太平洋側気候への遷移地帯に属し、冬期の降水は雨が多く、積雪しても数センチメートル程度にとどまることが多く、大雪となることは少ない。梅雨末期に梅雨前線の影響で大雨となることがあり、過去にも山陰豪雨(1983年)2013年の豪雨で被害を受けた地域がある。夏は熱帯夜も数日あるが、山陽地方の沿岸部と比べると暑さは穏やかである。
内陸部

内陸部は1月平均気温が0.0 - 3.0℃程と寒さが厳しく、飯南町赤名(-13.5度、2012/2/19)、弥栄(-16.3度、2012/2/19)、瑞穂(-15.2度、2012/2/19)、六日市(-13.4度、1981/2/28)などでは氷点下15℃程度まで冷え込んだことがある。[3] 西部の津和野町吉賀町を除いて全域が豪雪地帯に指定されており、標高の高い地域では1m程度の積雪に達する年もある。


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