寛文6年(1666年)には岸和田城の城郭拡大に伴い、神明社の付近に新たに城門が作られた。それにより門の名は神明門とされ、神明社は天照太神小社とも称されて親しまれた[2]。
1868年(明治元年)に神仏分離が行われると日光寺は廃寺とされ、「御宮」は岸城神社へと改称された。また、同年に神明社も当社境内へと移された[2]。
2008年(平成20年)の本殿改修時、神明社の祭神・天照皇大神は本殿に合祀された[2]。
当社は9月の例大祭に関連した岸和田だんじり祭で知られる他、岸和田城が千亀利城(ちきりじょう)と呼ばれていたのに因んで、縁結びの神(ちぎりのかみ)としての信仰も集めている[3]。
境内二の鳥居(内鳥居)一の鳥居(外鳥居)
本殿[4]
拝殿 - 拝殿の前にある狛犬は関西では珍しい備前焼での作である。
絵馬殿
社務所「千亀利殿」 - 2020年(令和2年)10月再建。
神楽殿
神宮遥拝所
摂末社
岸和田戎神社 - 祭神:蛭子神、事代主神。岸和田戎殿とも呼ばれる。
稲荷神社 - 祭神:倉稲魂神
七間社 - 住吉神社(祭神:上筒之男命・中筒之男命・底筒之男命・息長帯姫命)、琴平神社(祭神:手力男命・大物主命・天神地祇・大国主神・八重事代主命)、春日神社(祭神:建御雷命・布都主命・天児屋根命・比淘蜷_)、菅原神社(祭神:菅原道真公)、日吉神社(祭神:大山咋神)、愛宕神社(祭神:迦具土神)、厳島神社(祭神:市杵島姫命)
岸和田戎神社
稲荷神社
七間社
祭事
毎月
1日:月始祭、住吉神社・月並祭
10日:岸和田戎神社・月並祭、琴平神社・月並祭
13日:月次祭、春日神社・月並祭
14日:日吉神社・月並祭
17日:厳島神社・月並祭
25日:菅原神社・月並祭
28日:愛宕神社・月並祭
午の日:稲荷神社・月並祭
年間
1月
1日:歳旦祭
2日:新年祭
3日:元始祭
9日 - 11日:岸和田戎神社・十日戎大祭
18日 - 19日:厄除勝運祈願大祭(ちぬ輪くぐり)
27日 - 28日:荒神祭(愛宕神社)
2月
2日 - 3日:節分祭
11日:建国記念祭
17日:祈年祭
4月
二ノ午日:稲荷祭(稲荷神社)
6月
30日:夏越大祓式、鎮火祭(愛宕神社)
7月
15日:夏宮祭献湯式
9月
14日 - 15日:例大祭
敬老の日(第3月曜日)直前の土日:岸和田だんじり祭
11月
15日:七五三祝祭
23日:新嘗祭
12月
13日:冬宮祭献湯式
31日:年末大祓式、鎮火祭(愛宕神社)
文化財
重要文化財
刀 無銘 伝一文字作 - 鎌倉時代。大阪歴史博物館寄託。
脚注^ 岸和田だんじり祭 宮入り順位 - 岸和田市
^ a b c d e f 祭神・由緒 - 岸城神社
^ a b c 岸城神社 - 大阪観光局
^ 境内 - 岸城神社
関連項目
岸和田だんじり祭
外部リンク
岸城神社 - 公式ウェブサイト
祭神・由緒
境内
年間行事