岸和田競輪場
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特に高松宮記念杯競輪においては、同じ近畿の大津びわこ競輪場が廃止・閉鎖となり全国の競輪場で持ち回り開催となってからは積極的に誘致しており、2013年2015年2017年2018年2019年2021年[注 2]2022年[注 3]2023年[注 4]と立て続けに開催している。このほか、2000年以降に限っても、2002年2005年読売新聞社杯全日本選抜競輪を、2009年日本選手権競輪(3月)と第1回SSシリーズ風光る(5月)を、2011年第27回読売新聞社杯全日本選抜競輪を開催し、加えて2014年には関東・南関東以外では初となるKEIRINグランプリ2014を開催している。今後は、2024年6月11日から16日まで第75回高松宮記念杯競輪(4年連続)と第2回パールカップガールズケイリン)の開催が決まった。また、2025年6月17日から22日まで第76回高松宮記念杯競輪(5年連続)と第3回パールカップ(ガールズケイリン)の開催も決まった。

過去には、第9回全日本選抜競輪(青森競輪場)の場外車券を発売していた1993年7月31日に、大会2日目第2競走で9人中8人が失格するという異常事態に端を発した暴動騒ぎが起きている。

2004年7月17日からは場内およびインターネット岸和田BBスタジオを放送しており、岸和田だけに限らず他場のグレードレースでも映像を配信したことからファンの高い支持を得ていたが、2010年11月より本場開催の映像音声のみの配信に変更された。ほかに、テレビ地上波またはBS放送において「岸和田けいりん」として番組スポンサーになった例として、2005年4月から2010年3月までサンテレビジョンで放送された『まいど!火曜日はKEIRIN』にて岸和田競輪の中継や関連情報を紹介していたほか、2024年4月から6月にかけて放送されたテレビアニメ『リンカイ!』では5月14日の第6話以降で第2回パールカップの開催告知のCMを放映している[注 5]

2012年5月4日から6日の開催では、『岸和田モーニング945』として午前9時45分に第1レース発走とする「モーニング競輪」を実施し、これが全国初のモーニング競輪の開催となった。また、「ミッドナイト競輪」は2016年より小倉競輪場のバンク・施設を借り上げて岸和田市主催としてのミッドナイト競輪を開催していたが、2022年7月4日より全国27場目として、「ローズミッドナイトレース」として自場での開催を開始している[3]。なお、ナイター競輪は開催していない。
場内改修

2010年秋頃からバックスタンドの取り壊し工事が行われ、跡地にBMXコースが造られ「サイクルピア岸和田」として2011年4月にオープンした。

2018年度から岸和田市が策定した施設整備計画に基づいて、2期に分けて大規模改修が実施することとなった。第1期は2018年度から2021年度の4年間の予定で行われ、2019年7月から2021年5月末までは本場開催を休止しバンクと南門の全面改修工事を行った[4](その間は場内窓口にて場外発売のみ継続)。そのため、改修工事期間中の本場開催は和歌山競輪場にて施設を借り上げて行い、2020年度の開設記念は平年では和歌山競輪の開設記念『和歌山グランプリ』が開催される2021年1月9日 - 12日に『岸和田キング争覇戦in和歌山』として代替開催を行った[5][注 6]。その後は、第1期改修工事完了後の同年6月に、岸和田競輪場では2年ぶりとなる高松宮記念杯競輪が開催された。なお、第2期は第1期計画の進捗状況や市の財政状況などを検討した上で2022年度から実施される予定で、現在は競輪場から離れている選手宿舎などを建設する予定であるが、まだ工事は始まっていない。併せて、これらの改修工事完了後に、改めてKEIRINグランプリを誘致する意向である[6]
施設命名権

2019年4月1日から、「ブッキースタジアム岸和田」を競輪場の愛称としている(ブッキーは日本トーター株式会社のキャラクター)[7]
場外車券売場

かつては和歌山競輪場と共に新今宮駅の真北(ここは永らく更地のままであったが、星野リゾートによるホテル『OMO7大阪』が開業)、あるいは難波にて専用場外車券売場の開設を計画していたが、いずれも周辺住民などからの反発が大きく、計画はとん挫した。その後、2007年3月に会員制の競輪場外車券売場サテライト大阪」を大阪市中央区日本橋駅近くにオープンさせている。

2010年4月からは、サテライト阪神兵庫県三木市)の管理施行を観音寺競輪場より引き継いでいる。同競輪場が2012年3月で廃止された後の場外発売も「サテライト観音寺」として引き継いだ。

2015年10月7日には、滋賀県湖南市に「サテライト湖南コスモス」をオープンさせている。
バンク

400mを使用[8]。クセのない走りやすいバンクで直線も比較的長いため、脚質による有利不利は少ない。なお海岸に近い平地にあることから、1センター側から海風が吹く影響がある。

大画面映像装置は2センター側に設置されている。

バンク(改修前)

特別観覧席

電光掲示板

打鐘

交通アクセス

南海線春木駅」下車、難波方面に向かって徒歩6分。
開設当初は、阪和線JR西日本久米田駅や春木駅から無料バスが運行されていた。
歴代記念競輪優勝者

年優勝者登録地
2003年新田康仁静岡
2004年前田拓也大阪
2006年大塚健一郎大分
2007年志智俊夫岐阜
2010年菅原晃大分
2011年3月開催中止[注 7]
2011年4月[注 8]武田豊樹茨城
2012年渡邉一成福島
2014年村上義弘京都
2016年古性優作大阪
2021年[注 9]松浦悠士広島

※1節4日間制開催となった、2002年4月以降の歴代記念競輪優勝者を列記。

放送送信施設


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