岳-ガク-
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長野県警察塩尻警察署所属の警察官。1991年(平成3年)当時は救助隊長を務めており、後輩の遺体を捜索し続ける牧を気にかけていた。「燕レスキュー」設立時の資本金800万円は、新見の呼びかけによって北アルプスの山岳勇士達が出資したものである。
山口(やまぐち)
長野県山岳遭難防止対策協会(遭対協)隊長。涸沢にある「ヒュッテ山じい」のオーナー。天候を見極める目に長けており、今まで多くの遭難者を救ってきた。三歩の良き理解者であり、毎年新年の初登山として穂高連峰に登頂することを楽しみにしている。駄洒落が好きなお調子者で、ノリの良さが売り。モデルは涸沢ヒュッテの支配人を務め、2007年から2016年まで北アルプス南部地区遭対協の救助隊長を務めた山口孝(やまぐち たかし、1947年 - [5])。
宮川 三郎(みやがわ さぶろう)
長野県遭対協の副隊長。北アルプスにある「岳天山荘」のオーナー。考えが甘い若者の登山者や遭難者に厳しく、そういった者に対しても甘く接する三歩を認めず、「四歩」と呼び揶揄している。モデルは穂高岳山荘の支配人を務め、遭難救助隊にも参加した宮田八郎(みやた はちろう、1966年 - 2018年[5])。
谷村 昇(たにむら のぼる)
文子の夫で故人。山が好きで文子を富士山に連れて行くが、登山中に転倒して足を負傷してしまう。その際、文子に背負われて下山したことで心から彼女に惹かれ、ほどなくして結婚。夫婦で「谷村山荘」を運営していたが、20年前に他界した。
スコット・フェイバー(Scott)
かつては三歩とともに8000m級の山を渡り歩いていたが、4000m前後から高山病を発症するようになり、レスキューの仕事からも撤退する。某年、初冬のマッキンリー(デナリ)で消息を絶ち[6]、三歩がローツェに遠征した際に遺体発見の報が寄せられた。愛称はスクーター。
横井 シュウジ(よこい しゅうじ)
建設現場の作業員。妻と離婚後、息子のナオタを引き取って父子家庭として暮らしている。ナオタとの登山のため、北アルプスの穂高連峰に下見として単身登山に入るが、悪天候に見舞われて滑落死した。
稲葉 幸人(いなば ゆきひと)
三歩と野田の高校時代の山岳部顧問で、三歩の人格形成に大きな影響を与えた人物。雪庇の崩落で遭難した際には素手で雪洞を掘って耐え抜くなど、救助隊員も驚くほどの精神力を見せた。
アンディ(Andy)
三歩の元同僚。3度のエベレスト挑戦を、すべて他の登頂隊救出のために断念したという経歴を持つ[7]。ソロ(単独登山)でヒマラヤ山脈に挑戦し、凍死している[8]
オスカー
ヒマラヤでガイドをしている三歩の旧友で、小田が参加した公募登山隊の隊長。豊富な経験で登山隊を登頂に導くが、参加者の体調不良や他隊の無謀な行動などが原因でヒラリーステップで足止めを食らった上に天候悪化に巻き込まれ、遭難寸前に陥る。
ピート
オスカーとチームを組んでいるガイド。ヒラリーステップに取り残されたオスカーたちを救うために酸素ボンベを背負ってサウスコルを出るが、雪庇を踏み抜き転落して負傷。三歩と小田により救出される。
アンジェラ
セブンサミット(七大陸最高峰制覇)を目指してオスカー率いる公募登山隊に参加したスペイン人の女性医師。紛争地でNGO活動をしていたが、治療の甲斐なく亡くなった子供たちに背中を押されるようにして山へ戻った。公募隊参加メンバーの中では屈指の実力者で、小田とともに登頂に成功した。
マイク / リンダ
再婚者同士の夫婦で、新婚旅行としてエベレスト公募登山隊に参加。リンダは登頂に成功したものの、マイクは高山病を発症し脱落した。
テンジン
オスカー率いる公募登山隊のガイド。シェルパ族
備考

野田正人らの勤務する北部警察署の所在地は、「
長野市内」(単行本第1巻 第0歩・第2歩、第3巻第1歩・第3歩)と「松本市内」(単行本第4巻 第3歩・第6歩)の2通りの表記がなされている。単行本第2巻 第0歩で野田正人と椎名久美は松本市内を巡回している。なお、実際の長野市と松本市は隣接していない。

雑誌『ダ・ヴィンチ』2007年4月号の「今月のプラチナ本」にて紹介されており、楽天ブックスにてウェブページ化されている[9]

書誌情報

石塚真一『岳』小学館〈
ビッグコミックス〉、全18巻
2005年6月1日発行(2005年4月26日発売)、.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 4-09-187571-8

2006年11月1日発行(2006年9月29日発売)、ISBN 978-4-09-180730-4

2007年2月1日発行(2006年12月26日発売)、ISBN 978-4-09-181003-8

2007年5月2日発行(2007年4月27日発売)、ISBN 978-4-09-181207-0

2007年10月3日発行(2007年9月28日発売)、ISBN 978-4-09-181470-8

2008年2月4日発行(2008年1月30日発売)、ISBN 978-4-09-181719-8

2008年7月5日発行(2008年6月30日発売)、ISBN 978-4-09-182029-7

2008年12月3日発行(2008年11月28日発売)、ISBN 978-4-09-182248-2

2009年3月4日発行(2009年2月27日発売)、ISBN 978-4-09-182380-9

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