観光業の振興に腐心している。2007年(平成19年)には、盛岡市を舞台にしたNHK連続テレビ小説「どんど晴れ」が放映され、盛岡さんさ踊りに訪れた観光客が8.7%増えて128万3000人となり[33]、一定の効果が上がっている。2011年(平成23年)には、奥州藤原氏の栄華の遺産「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」(平泉町)が世界遺産(文化遺産)に登録された。 県庁所在地の盛岡市は、県内のみならず北東北の広域交通網を束ねる拠点として機能しており、新幹線に接続して北東北各地への高速バスが多数発着するほか、盛岡駅では東北新幹線「はやぶさ」と秋田新幹線「こまち」の分割・併合も実施している。 岩手県の鉄道網は充実しており、県内の鉄道の総延長は1,000kmを超え、都道府県別では北海道、東京都に次いで第3位である。[34] 県北の軽米町、葛巻町、九戸村以外の全ての自治体に鉄道またはBRTが存在する。[35]盛岡駅 東北新幹線で、首都圏や仙台、青森と結ばれる。その停車駅でもある盛岡駅は県庁所在地にあり、複数の路線が接続するなど拠点性を有している。 旧国鉄のJR東日本のほか、新幹線の新規開業に伴う並行在来線として分離した第三セクター鉄道のIGRいわて銀河鉄道および、旧国鉄の既設線および予定線を承継した三陸鉄道がある。 東日本大震災や新型コロナウイルスによる影響で利用者が著しく減少しており、東北本線や田沢湖線以外の殆どの路線は輸送密度が1,000人を下回っている。[2] 貨物扱いについては、盛岡貨物ターミナル駅(盛岡市都南地区及び紫波郡矢巾町)および水沢駅(奥州市水沢地区)が貨物駅となっている。 県内のその他の路線は下記を参照。なお、普通列車の運転頻度は盛岡市内近郊の区間[注釈 2]を除いて毎時1本以下である。また、県内における営業列車の運用は臨時列車を除きすべて当日中に終了する(=日付越えの運用は行われていない)。 沿岸部と内陸部(特に対北部)を結ぶ鉄道のダイヤが極端に少ないため、公共交通による県域横断の手段としては長距離バスが主力になっている。
交通
鉄道
路線
東日本旅客鉄道(JR東日本)
東北新幹線
東北本線
田沢湖線(秋田新幹線)
北上線
八戸線
花輪線
釜石線
山田線
大船渡線
IGRいわて銀河鉄道
いわて銀河鉄道線
三陸鉄道
リアス線
路線バス岩手県交通バス
岩手県交通
岩手県北自動車
ジェイアールバス東北
秋北バス
岩手急行バス
早池峰バス
東磐交通
東和町総合サービス公社
岩ケ崎観光タクシー