岡村明美
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デビュー作フィオ・ピッコロ(『紅の豚』)[6][7]
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岡村 明美(おかむら あけみ、1969年昭和44年〉[4][8]3月12日[5] - )は、日本女性声優東京都出身[5]マウスプロモーション所属[5]
概要
経歴

昔から朗読が好きで、国語の授業の朗読で「私をあてて」と思っていたり、図書館紙芝居を借りて、妹や近所の子供たちに読んでいた[7]

受験に失敗したことをきっかけに[9]「1度の人生、自分のしたいことをしよう!」と思い立ち、この朗読好きを生かそうと東京アナウンスアカデミーに入学[7]。卒業後、1990年にマウスプロモーション付属養成所に入所し、1992年よりマウスプロモーションに所属。

金田一少年の事件簿』の「天草財宝殺人事件」にゲスト出演した際の岡村の演技が東映アニメーションのプロデューサー・清水慎治の目に留まり[9]、『ONE PIECE』のオーディションに誘われ、ナミ役を射止めた。

既婚者であり、妊娠のため2001年に声優業を一時休業、その間『ONE PIECE』のナミ役は義姉・ノジコ役の声優でもある山崎和佳奈が代役を担当した。
人物・エピソード

子供全般、オキャンで勝気な女性を演じる[10]

特技は書道[5]。小学校の頃から書道に通っており、祖父は筆職人だった。また岡村自身も書道師範の免状を持っている[7]

顔が丸く、初対面の声優から「顔が丸くて、目が大きくて…」と言われると、「ああ、岡村ね」と言われるほどだったという[7]

紅の豚』のダビングで遅くなった帰り、家が同じ方向だった宮崎駿に車で送ってもらったが、宮崎はその後、立ち往生したらしく、後日音響監督に怒られたという[7]
ONE PIECE関連

『ONE PIECE』のナミ役を射止めたオーディションには、ゾロ役を担当することになる中井和哉と同じ組で参加している[11]。オーディション当日に渡された原稿は、「アーロンパーク編」のナミがルフィに助けを求める場面であった。この場面は、岡村自身がナミを演じてきた中で一番思い入れのある場面として挙げている[注 1]。また、ウソップ役の山口勝平との対談の中で、「ナミは、『助けて』と言ったらその人が死んでしまうと思っているから、自分が人に助けを求めてはいけないと思っているんです。でもそんなナミが、『助けて』と言えるくらい信頼できる仲間を見つけたんです」[注 2]と語り、「あの場面で、ナミがずっと言いたかったけど言えなかった言葉をやっと出せた」「一番重くて、思い出深いです」と述べている[11]

ナミがルフィの「仲間」になる前と後の違いについては、「心から笑えるようになったんです。笑い一つ取っても、全然違うんです」「仲間との出会いで人生がガラッと変わり、自分の夢も追えるようになった。仲間が導いてくれたんです」と語っている[11]

ナミの人物像については「突っ走る少年たちをちゃんと導いてあげられる存在」「人のために頑張れる人」「辛いと口に出さず、自分の中に秘めていける心の強さも持っている」と述べている[11]。岡村本人はショートカットだった時のナミのほうが好きだといい、「『してやったり!』という感じのドヤ顔がかわいいんです」とのこと[11]

ナミを演じる時は、「決め事をしない」と決めているという[11]。ナミを演じ始めた頃は「自分に全然余裕がなかった」といい、義母のベルメールがアーロンの凶弾に倒れて最期を迎えるシーンでは、「いろんなことが頭を回ってグチャグチャでした」と振り返っている[11]。また、2年後のナミを演じる時、監督から「ちょっと色っぽく演じてほしい」と言われ、役作りに苦労したという[11]

『ONE PIECE』のアフレコの時、台本に書かれた「サンダーボルト=テンポ」の文言を田中真弓に悪戯され、そのまま思い切り読んでしまったためにかなり恥ずかしい思いをしたことがある[11]

テレビスペシャル『エピソードオブナミ』(2012年8月25日放送)は、12年ぶり[注 3]に「アーロンパーク編」を扱ったテレビ作品である。岡村は「(ルフィの『仲間』である)今のナミは『助けに来てね!』と言えるけど、そのナミがルフィの『仲間』になる前に戻るということに、大丈夫かなと思っていました」[12]としつつも、「スタジオに行って、ベルメールさん(日のり子)やゲンさん(塩屋浩三)やノジコ(山崎和佳奈)の、あの頃と同じセリフを聴いてすぐに戻れました」と振り返っている[12]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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