新旧市町村境界図
左・2004年9月30日以前、右・2007年1月21日以降
水色が備前県民局、黄緑色が備中県民局、桃色が美作県民局の管轄区域。
点線は旧・備前国、備中国、美作国の明治維新時点における国境。詳細は「Template:岡山県の自治体」を参照「岡山県の廃止市町村一覧」も参照
2004年(平成16年)以降、岡山県内でも平成の大合併が進められ、2011年(平成23年)現在、以下の15市・10郡・10町・2村がある。町はすべて「ちょう」、村はすべて「そん」と読む。
県庁所在地の岡山市は2009年(平成21年)4月に政令指定都市に移行し、 北区・中区・東区・南区の各4行政区が設置された。 かつては備前、備中、備後、美作地方は吉備国と呼ばれる同一文化圏であったが現在では備後地方のみ広島県に所属している。岡山県と広島県の境は山・川などで地形的に分断されるところがなく、今でも両地方の経済・文化的な関係は強くみられ倉敷市の西部を流れる高梁川以西が備後圏、井笠地方(井原市・笠岡市)は福山圏と認識されることがある。[17] 岡山県の広域行政圏は旧地方振興局単位で分けられる。 県南東部に位置し、旭川と吉井川の流域には、西日本屈指の広大で肥沃な岡山平野が広がっている。人口は約92万人で県全体の約5割を占め、医療、交通、教育、大規模商業施設など様々な都市機能を備えて拠点性が高い岡山市とその周辺は人口集積が見られるが、北部、東部の中山間地域や離島では過疎化が進んでいる。 平野部での県内最大規模の米麦栽培や、モモ、ブドウなどの果物の他にも、ナス、黄ニラ、カキなど競争力のある農林水産物が生産されるとともに、備前焼などの工芸品が作られている。 観光面では、後楽園、岡山城などを核とした岡山カルチャーゾーンや、日本遺産である旧閑谷学校、吉備津神社などの歴史ある観光資源を有するほか、西大寺会陽や加茂大祭などの個性豊かな伝統行事に加え、瀬戸内海を舞台として開催される瀬戸内国際芸術祭や、岡山市中心部で開催の岡山芸術交流など現代アートを活用した魅力も創出されている。 県のほぼ西半分を占め、高梁川が貫流する多様な自然環境の中、約77万人が暮らしている。 平成30年7月豪雨や令和元年9月集中豪雨で大きな被害を受けた倉敷市真備地区をはじめとする地域では、被災者の生活再建、河川等公共施設の復旧と改良、土砂災害対策、地域経済の再生など、復旧・復興に向けた取組が進められている。高速道路や鉄道網、国際拠点港湾水島港などの広域交通基盤に恵まれ、水島コンビナートの製造業、県総合流通センターや早島インターチェンジ・岡山総社インターチェンジ付近の物流業の集積は、県経済に大きな比重を占めている。また、水島コンビナートでは、IoTやAIを活用した取組も進められている。 児島・井原の繊維業や各地の醸造業など、伝統ある産業活動が展開されており、モモ、ブドウ、トマト、和牛、タコ、カキなど優れた農林水産物にも恵まれている。これらの特産品を加工・販売する事業者も多く、新製品の開発や販路開拓が進められている。 吉備高原から中国山地にかけての県北東部に位置し、面積は県の4割を占め、そのうち約93%が中山間地域となっている。地域の人口約23万人のうち、65歳以上の高齢者が約34%を占める一方、若い世代は、多くが進学や就職を機に地域外に転出する傾向にある。 農林業が盛んな地域であり、ピオーネをはじめ、黒大豆やジャージー牛などの特色のある産品が生産され、米や麦などによる土地利用型農業も行われるとともに、高品質なヒノキなどを産出し、西日本有数の木材加工産地を形成している。 商工業では、事務所数は減少しているものの、化学工業や食料品、木材・木製品、機械器具製造業などを中心に製造品出荷額は増加している。
地域圏
広域行政圏
備前地域
岡山圏 - 岡山市、玉野市、加賀郡吉備中央町(旧御津郡加茂川町)
東備圏 - 備前市、瀬戸内市、赤磐市、和気郡和気町
備中地域
倉敷圏 - 倉敷市、総社市、都窪郡早島町
井笠圏 - 笠岡市、井原市、浅口市、浅口郡里庄町、小田郡矢掛町
高梁圏 - 高梁市、真庭市(旧上房郡北房町)、加賀郡吉備中央町(旧上房郡賀陽町)
阿新圏 - 新見市
美作地域
津山圏 - 津山市(旧勝田郡勝北町を除く)、苫田郡鏡野町、久米郡美咲町、久米郡久米南町
真庭圏 - 真庭市(旧上房郡北房町を除く)、真庭郡新庄村
勝英圏 - 美作市、津山市(旧勝田郡勝北町)、勝田郡勝央町、勝田郡奈義町、英田郡西粟倉村
商工会連合会地区
岡山地区 - 岡山市
備南地区 - 総社市、玉野市、倉敷市(真備、庄、茶屋町)、岡山市(灘崎)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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