主に形状による分類と、屋根材による分類がある。
形状による分類詳細は「屋根の形状一覧(英語版
『日本大百科全書』の【屋根】の記事の中で形状による種類の説明では、まず「陸屋根(ろくやね)と勾配屋根(こうばいやね)とに大別される」と説明している[1]。そして陸屋根について「日本では俗に屋上とよばれる」と説明を加えている[1]。
一方、イギリスの屋根の建築業者の組織、JTCのサイトは、形状による28種類の分類を挙げている[3]。
Bonnet Roof
Box Gable Roof
Butteryfly Roof
Clerestory Roof
Combination Roof
Cross Gabled Roof
Cross Hipped Roof
Curved Roof
Dome Roof
Dormer
Dutch Gable Roof
Flat Roof
Front Gable
Gable Roof with Shed Roof Addition
Gambrel Roof
Half Hipped Roof
Hexagonal Gazebo Roof
Hip and Vallery Roof
Jerkinhead Roof
Mansard Roof
M-Shaped Roof
Open Gable Roof
Parapet Roof
Pyramid Hip roof
Saltbox Roof
Shed Roof or Skillion
Simple Hip Roof
Skillion and Lean to Roof
日本語では次のような名称で分類される
陸(ろく)屋根
ドーム(丸屋根)
尖塔
ヴォールト
オージー
片流れ -片流れは屋根の一方へのみ傾斜している屋根で、特に傾斜が20度以内のものを大陸屋根という[4]。
切妻屋根 - 屋根の最頂部の棟から本を伏せたような二つの傾斜面の山形の形状をした屋根[5]。原始的な住宅では片流れの構造を両側に組み合わせて地上に三角形の空間を作っていた(天地根元造)[4]。これに四本柱を付けて屋根を地上から高くしたものを切妻という[4]。
宝形屋根 - 寺院などに多い形式で隅棟からの線がすべて屋根の頂点に集まる形式の屋根[5]。「宝形造」を参照
寄棟 - 屋根の最上部(大棟)から四方向に傾斜する形式の屋根[5]。「寄棟造」を参照
入母屋 - 上部を切妻屋根で下部は四方に傾斜する形式の屋根[5]。「入母屋造」を参照
半切妻屋根(ドイツ屋根)
ギャンブレル屋根(腰折れ)
マンサード屋根
錣屋根
鋸屋根 - 傾斜と垂直を組み合わせた屋根で、垂直面にガラス窓を設けることで日中は太陽光の採光を行えるので建物内部が自然光だけで明るくなる。