屋根
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遮音性 - 外部の騒音を伝えず屋根材自体もを発生させないこと[2]

耐熱性(断熱性) - 夏季でも日射によるに耐えること[2]

耐寒性(耐凍害性) - 季でも寒気、放射冷却、すがもれ(屋根で再凍結した雪などで排水が妨げられ屋根材の隙間から水が漏れる現象)に耐えること[2]

防火性 - 火災発生時の飛び火によって容易に引火せず、輻射熱による自燃(自然発火)が起きないこと[2]

耐衝撃性 - 飛来物による衝撃や屋根上での人間の作業で損傷しないこと[2]

施工補修性 - 施工や修理が容易であること[2]

経済性 - 材料費のほか施工やメンテナンス費用が低廉であること[2]

意匠性  - 外観が良く(形状が美しく)、色調や質感も良いこと[2]

耐震性 - 地震の多い地域(日本を含む)では、容易に脱落せず下地に固定されていることが求められる[2]。一般に軽い屋根材の方が地震に強いとされる[2]。日本では重要だが地震が少ないヨーロッパではあまり重要視されない。

屋根の種類、分類

主に形状による分類と、屋根材による分類がある。
形状による分類詳細は「屋根の形状一覧(英語版)」を参照

『日本大百科全書』の【屋根】の記事の中で形状による種類の説明では、まず「陸屋根(ろくやね)と勾配屋根(こうばいやね)とに大別される」と説明している[1]。そして陸屋根について「日本では俗に屋上とよばれる」と説明を加えている[1]

一方、イギリスの屋根の建築業者の組織、JTCのサイトは、形状による28種類の分類を挙げている[3]



Bonnet Roof

Box Gable Roof

Butteryfly Roof

Clerestory Roof

Combination Roof

Cross Gabled Roof

Cross Hipped Roof

Curved Roof

Dome Roof

Dormer



Dutch Gable Roof

Flat Roof

Front Gable

Gable Roof with Shed Roof Addition

Gambrel Roof

Half Hipped Roof

Hexagonal Gazebo Roof

Hip and Vallery Roof

Jerkinhead Roof

Mansard Roof



M-Shaped Roof

Open Gable Roof

Parapet Roof

Pyramid Hip roof

Saltbox Roof

Shed Roof or Skillion

Simple Hip Roof

Skillion and Lean to Roof


日本語では次のような名称で分類される

陸(ろく)屋根

ドーム(丸屋根)

尖塔

ヴォールト

オージー

片流れ -片流れは屋根の一方へのみ傾斜している屋根で、特に傾斜が20度以内のものを大陸屋根という[4]

切妻屋根 - 屋根の最頂部の棟から本を伏せたような二つの傾斜面の山形の形状をした屋根[5]。原始的な住宅では片流れの構造を両側に組み合わせて地上に三角形の空間を作っていた(天地根元造)[4]。これに四本柱を付けて屋根を地上から高くしたものを切妻という[4]

宝形屋根 - 寺院などに多い形式で隅棟からの線がすべて屋根の頂点に集まる形式の屋根[5]。「宝形造」を参照

寄棟 - 屋根の最上部(大棟)から四方向に傾斜する形式の屋根[5]。「寄棟造」を参照

入母屋 - 上部を切妻屋根で下部は四方に傾斜する形式の屋根[5]。「入母屋造」を参照

半切妻屋根(ドイツ屋根)

ギャンブレル屋根(腰折れ)

マンサード屋根

錣屋根

鋸屋根 - 傾斜と垂直を組み合わせた屋根で、垂直面にガラスを設けることで日中は太陽光の採光を行えるので建物内部が自然光だけで明るくなる。


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