戒名における居士号は、出家者の法名の敬称の1つとしても用いられている。女性では大姉がこれに該当する。とりわけ熱心な信者に対しては「大居士」「清大姉」が与えられる。江戸時代、上級武士がその対象とされ、庶民の使用は禁じられていたとされる。但し、寺によっては庶民に対しても居士・大姉が用いられ逆に武士階級でも居士号より下位とされる信士・信女の戒名が用いられている場合も多いため、必ずしも明確な基準が存在していたり、厳格に運用されていたわけではないとの指摘もある[3]。
脚注[脚注の使い方]
注釈・出典^ 池上裕子・小和田哲男・小林清治・池享・黒川直則